AKAMINE BLOG

メンズファッションディレクター 赤峰 幸生のBLOGです。

2015年10月19日(月)

ツイードの季節 [INCONTRO NEWS]

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冬支度の季節、各界の有志を集めて開かれている「男のたしなみ講座」に赤峰が講師として招かれ、英国の伝統的な冬素材ツイードを使った服の着こなしを解説しました。

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赤峰はツイード素材の歴史や成り立ち、着こなしのポイントを解説。解説は座学で知識を詰め込むだけでなく、五感でツイードを理解すべきとして、会場に本場スコットランドのツイードを使ったスーツやジャケットを持ち込み、受講者に試着してもらいながら、本物の感触を体感していただきました。

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講義の中で赤峰は「紳士服のたしなみとは、西洋の公の場で恥をかかない基本を正しく身につけることを指します。日本人は服を新調することや、派手な服を着て目立つことがおシャレだと思っている人が多く、まだまだ基本が浸透していません。西洋の紳士は、まず全身の統一感を意識して着こなしを考え、そこに、その人らしさを加えていきます。その着こなしに、こうすればできる、という手っ取り早いマニュアルはありません。メガネや靴、鞄など、身のまわりの物を含めた、日々の着こなしの積み重ねから、にじみ出るのです」と語りました。

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Posted by インコントロ STAFF at 16時32分 Permalink  コメント ( 0 )

2015年10月05日(月)

トレンチコートの秋 [INCONTRO NEWS]

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朝晩ひんやりして、日ごとに秋らしくなりますね。
小学館から10月6日に発売になるファッション誌「メンズ・プレシャス」2015年秋号のトレンチコート特集の中で、赤峰が所有するヴィンテージトレンチコートとトレンチコートに対する想いを綴ったコラムを掲載いただきました。
これからの季節におすすめの内容です。

Posted by インコントロ STAFF at 17時28分 Permalink  コメント ( 0 )

2015年10月02日(金)

陶器のぬくもり [INCONTRO NEWS]

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暮らしを彩る陶器たち。飽きない表情は、土や手のぬくもりが生きているからでしょうか。そんな表情を追及する辻厚成さんと門下生の陶芸展「土の宇宙展」が、代官山T-SITEガーデンギャラリーで開かれました。その中に、長年Akamine Royal Lineのオーダースーツをご愛用いただいている平塚雄三弁護士の作品が出展されたので、赤峰が9月8日に開かれたレセプションを訪ねました。

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平塚雄三弁護士(左)から出展作の解説をきく赤峰

今回平塚さんは「家族の食卓」を題材に大判の盛り付け皿を発表しました。
赤峰は、「陶芸は土を手でこねる間、無心になるのがよい。パソコンや携帯電話に向かい合う時間が多い今こそ、土いじりに親しむ時間を大切にしたい」と語り、会場の作品を見てまわりました。

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Posted by インコントロ STAFF at 11時02分 Permalink  コメント ( 0 )

2015年09月18日(金)

武相荘をたずねて

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朝晩に秋の気配を感じるようになった頃、赤峰は東京郊外にある白洲次郎の旧宅「武相荘」をたずねました。ここは、戦後の外交で活躍した白洲次郎が古民家を再利用して暮らした場所で、現在は記念館として公開されています。

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邸内や庭を見学した赤峰は、「自然に親しむ場所に生活環境を求めたことは、現代に通じる価値観があり、その先駆けともいえます。白洲次郎の英国趣味と正子夫人の和雑貨が見事に融合した住まいは、今見ても飽きることがない空間です。展示品から見えてくる侍のような気骨は、現代の男が忘れてしまったものを感じます」と語り、白洲次郎の人となりを再認識しました。

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Posted by インコントロ STAFF at 14時51分 Permalink  コメント ( 0 )

2015年08月27日(木)

着物と背広 [INCONTRO NEWS]

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8月22日、赤峰が都内で開かれた、「銀座もとじ」代表取締役泉二弘明(もとじ・こうめい)氏が主催する、出版記念パーティーにお招きいただきました。

今回、泉二氏が出版された『和服は最高の男磨き! 今日から始める男の着物』(PHP研究所 8月20日刊行)は、日本初の男の着物専門店「銀座もとじ 男のきもの」を手がけた泉二氏が、長年培った技術や知識の中から、着物の選び方や着方、手入れなど"着物を楽しむために知っておきたい情報"を網羅して、豊富なカラー写真とイラストで見やすく編集した指南書で、初心者の入門や中級者の復習におすすめの内容です。

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パーティーの挨拶で登壇した泉二氏は、「男の着物専門店を立ち上げて13年、ようやく手ごたえが感じられるようになりました」と語りながらも、最初は苦労の連続で、まず「ウチのスタッフから反対された」そうです。

泉二氏は「世の企業にありがちなことで、社長は夢や理想を掲げるけれど、現場をあずかるスタッフは、どうしても保守的になるものです。ウチのスタッフも、それまで婦人の着物しか扱っていませんでしたから、突然、男の着物と言われて面食らったと思います」と開業当時を振り返ります。

その時の泉二氏の打開策は「ひたすら説得」だったそうです。「とにかく、時間をかけて男の着物の必要性をスタッフに説きました。その次は、仕立て師たちを説得しました。男の人は仕立てにこだわるから、背広のように仮縫いを導入する、と提案したら、これも猛反対でした。内心は、業界の常識は一般人の非常識、と思いながらも、気長に説得していきました。もちろん工賃は据え置きとは言いません。結果的に、日本の物作りが持つ細かい対応と品質の良さを生かす事ができました」と語り、最後は「本日はスタッフとともにたくさんのお客様をお迎えできたことを感謝しております」とまとめて会場をわかせました。

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泉二弘明氏(左)と談話する赤峰

パーティーの後、赤峰は「泉二氏からは、かつてスタッフの勉強会の講師を依頼された縁で、お招きいただいた。着物しか販売していないけれど、洋服の話も聞いてみよう、という熱心な探究心には驚かされる。着物の物作りには、オリンピックの日本の国技のように、絶対に死守する、という気迫が感じられる。洋服業界も頑張っているけれど、まだまだ厳しさが足りないと感じた。今回の本も、単なるノウハウ物をこえた、着物に対する情熱と愛情が感じられる」と語り、本の写真に見入っていました。

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Posted by インコントロ STAFF at 14時22分 Permalink  コメント ( 0 )

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赤峰 幸生 (あかみね ゆきお)

● イタリア語で「出会い」の意のインコントロは、大手百貨店やセレクトショップ、海外テキスタイルメーカーなどの企業戦略やコンセプトワークのコンサルティングを行う。2007年秋冬からは『真のドレスを求めたい男たちへ』をテーマにした自作ブランド「Akamine Royal Line」の服作りを通じて質実のある真の男のダンディズムを追及。平行して、(財)ファッション人材育成機構設立メンバー、繊研新聞や朝日新聞などへの執筆活動も行う。国際的な感覚を持ちながら、日本のトラディショナルが分かるディレクター兼デザイナーとして世界を舞台に活躍。 Men’s Ex、OCEANSに連載。MONOCLE(www.monocle.com)、MONSIEUR(www.monsieur.fr)へも一部掲載中。

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MEN'S EX 3月号 平成の寺子屋 赤峰幸生の上級ファッション塾 連載vol.15

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MEN'S EX 1月号記事 あの人が夢中になっているのは「日本製」でした!“私的”傑作品

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「男のたしなみ講座」で講演

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