AKAMINE BLOG

メンズファッションディレクター 赤峰 幸生のBLOGです。

2013年05月21日(火)

Good Morning Akamine [Weekly Akamine]

皐月第三週(20/52週)

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2013年5月14日(火) 庚辰

【シングルブレスト・ピークドラペル・ヘビーウェイトリネンジャケット】

Single-Breasted Jacket with Peaked Lapel, Heavy-Weighted Linen

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2013年5月15日(水) 辛巳

【パルスタリーノにタイを合わせて】

Valstarino with Tie

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2013年5月16日(木) 壬午

【ARLスーツ、100%キッドモヘアのロイヤルブルー】

ARL Suit of 100% Kid Mohair, Royal Blue

Posted by インコントロ STAFF at 15時26分 Permalink  コメント ( 0 )

2013年05月16日(木)

Good Morning Akamine [Weekly Akamine]

皐月第弐週(19/52週)

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2013年5月7日(火) 癸酉

【リネンのヘリンボーンジャケット】

Linen Jacket of Herringbone

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2013年5月8日(水) 甲戌

【Akamine Royal Line トニックの6つボタンスーツ】

Six-Button Suit of Akamine Royal Line

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2013年5月9日(木) 乙亥

【アイリッシュリネンの6つボタンスーツ】

Six-Button Suit of Irish Linen

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2013年5月10日(金) 丙子

【バンカーズストライプの6つボタンスーツ】

Six-Button Suit of Bankers' Stripe

Posted by インコントロ STAFF at 10時52分 Permalink  コメント ( 0 )

2013年05月14日(火)

朝日新聞be on Saturday "『赤峰幸生の男の流儀 『流行の源流を訪ねて』 2013年5月11日(土)掲載" [朝日新聞掲載記事]

 「ファッションの流行は、いったいどこから生まれてくるのか」と不思議に思ったことはありませんか? もちろん、各地のデザイナーが新しい服を作るわけですが、実は材料を調達する生地の展示会こそがトレンドの源流と言えるでしょう。

 特に欧州では服地メーカーが潮流を踏まえて各自のコレクションを発表し、トレンドを支配しています。年に2回、パリ郊外で開かれる「プルミエール・ビジョン」は代表的な国際見本市。日本ではアパレル企業がメーカーに生地を特注することがありますが、海外ではメーカーが主導的立場のようです。

 私のように、服を作って生きている者にとって、展示会は真剣勝負の場。パリでも朝は奮発してタクシーで会場入りし、車中では目を閉じて集中力を高めます。700社以上がブースを連ねる広い会場を歩き回って、次々に指で生地の感触を確かめていきます。はさみを持参して、「これは」と思う生地は分けてもらうようにしています。

 ここのところ、服地の大潮流は「クラシック」です。目詰まり感のある、しっかりとした素材が重要視され、チェックや千鳥格子など、伝統的な柄が人気になっています。ただ、こうした伝統的なものをそのまま出すだけではなく、モダンなしつらえを各社が競います。

 例えば重いツイードを軽く、春夏向けにもアレンジしてしまう。最近では「だまし絵」のような商品も目に付くようになりました。普通なら織りで表現する柄を、プリント加工にしてしまうのです。現代的な着心地と低価格を兼ね備えた素材です。

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イラスト・YAB

 私が目指す「クラシックの追求」とは違う方向ですが、新しいものがなければファッションは面白くない。新発見が生地展を訪ねる楽しみでもあります。

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*朝日新聞社に無断で転載することを禁止します。

Posted by インコントロ STAFF at 10時24分 Permalink  コメント ( 0 )

2013年05月09日(木)

MEN'S EX 2013年6月号 赤峰幸生の「服育のすゝめ」 vol. 6 [MEN'S EX 掲載記事]

季節の装いを知る そのB
海が似合う夏の装い

夏のリゾートといえば海。葉山、沖縄、バリ島も良いですが、何度も足を運んでいるのはイタリアのビーチリゾートです。シチリアのタオルミーナ、エオリエ諸島のリパリ島、フィレンツェから程近いフォルティ・ディ・マルミも想い出深く、ナポリの南はアマルフィ、ポジターノもまた趣を異にします。

サルディーニャ島のオルビア空港から、北部のポルトチェルボまではタクシーで小一時間。高級ブティックが軒を連ねるこの街は、ヨーロッパの富裕層が集う高級リゾート地です。私が訪れたときは50ccバイクが免許なしで乗れる時代でした。レンタルバイクで畦道を飛ばすと、やがて真っ白な砂浜に出ます。砂浜に寝転んでコスタズメラルダ(エメラルド海岸)を眺めていると、どこからかオペラを歌う声が聞こえてきたそのシーンは、涙が出るほどに美しい光景でした。

そんな私にとって、夏の装いとは海の装い。今回は、粋な男の海の装いについてお話したいと思います。

私が粋な海の装いに憧れるようになったのは、映画「太陽がいっぱい」を観てからです。主演のアラン・ドロンも良いですが、素肌にレザーのジャケットを羽織った不良役のモーリス・ロネもカッコ良かった。もうひとつ「太陽の下の18歳」は、イスキア島の海辺を舞台にしたイタリアの青春映画。長身のカトリーヌ・スパークの見事な肢体も見どころですが、登場人物が色とりどりのラコステのポロシャツを着ていたり、ベージュのコットンスーツを纏っていたり、これぞ夏の装いと焼き付いています。

太陽・海・波飛沫が赤峰流、夏の三原色

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サルディーニャの海はエメラルド、イスキアはコバルトブルー。その砂浜に打ち寄せる波飛沫は真っ白で、波打ち際から沖までブルーグラデーションが様々に変化します。そして空を見上げれば、太陽はオレンジがかった赤。これらの光景からインスパイアされた、海の青、波の白、太陽の赤。これが私にとって、夏の装いの三大要素になっています。タイドアップした装いからリゾートスタイルまで、夏の服装には大抵この3色を盛り込んでいます。具体例として、ビーチサイドのデッキチェアで寛ぐときの装いをひとつ考えてみました。まずジャケットはコットン地のブルー。同じ青系でも、夏は冬よりトーンの明るいものを選ぶのが定石です。これに打ち込みの良いドリルクロスのグルカショーツを合わせ、インナーはラコステの赤の鹿の子ポロ。ボタンは二つとも開けて、襟は立てないのがこの場合エレガントです。そして、足元は白のエスパドリーユ。胸元にはチーフも忘れずに。海辺だからといってだらしない格好はせず、あくまでもドレスマインドで装うのが粋な男というものです。

着こなしの幅が広がる冬も良いですが、夏は太陽の光と風を思い切り楽しめる絶好の季節。じりじり焼ける太陽、そよぐ風、打ち寄せる波を肌で感じつつ、夏ならではの色と素材の装いで自然と一体になる。私にとって最高のひとときです。

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Posted by インコントロ STAFF at 13時51分 Permalink  コメント ( 0 )

2013年04月30日(火)

朝日新聞be on Saturday “赤峰幸生の男の流儀” 『袖丈、それが問題だ』 2013年4月27日(土)掲載 [朝日新聞掲載記事]

相模原市の80代男性から、「ワイシャツの襟や袖はジャケットからどの程度見えているのが適当か」とご質問を頂きました。以前も簡単に触れましたが、重要なのでおさらいしておきましょう。
 
結論から申し上げれば、襟は1a、袖は直立して腕を下に伸ばした時に、2a見えるのが適当です。襟は自然にシャツが見えるので問題にならないのですが、問題は袖。ほとんどシャツが見えない人も多いようです。ジャケットの袖口を皮脂で汚さないためにも、本来はシャツが2a、上着の外に出ていなくてはいけません。
 
そのためには袖口のボタンを外した時に、袖の先端が拳に届いているぐらいの「かなり長い感じ」でちょうどよい。袖の生地には、腕を曲げる分の余裕を持たせているべきなのです。
 
しかし、市販のワイシャツは既定の袖丈が短く、首回りが39aであれば、袖丈は82〜83aのことがほとんど。本来ならば86a、個人的には88aある方がエレガントでドレッシーな印象になると思います。ワイシャツは個人で注文してもそれほど高額になりませんから、長めの袖の物を作ってもいいでしょう。

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イラスト・YAB

もちろんシャツだけでなく、ジャケットの寸法も重要で、必要であれば買う時に袖丈を短く直しておかなければいけません。シャツを着た状態で、合わせてみた方がいいでしょう。

今回ご質問をくださった方は「丸首のシャツやニットの上にジャケットを着ている男性を見かけるが、襟の汚れを気にするビンボー人にはヒヤヒヤのスタイル」とも書いてくださいました。おっしゃるとおり、赤峰流でも地肌とジャケットの接触は「なし」だと思います。
少なくとも首にアスコットタイやスカーフを巻くのが粋ですね!

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*朝日新聞社に無断で転載することを禁止します。

Posted by インコントロ STAFF at 15時41分 Permalink  コメント ( 0 )

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赤峰 幸生 (あかみね ゆきお)

● イタリア語で「出会い」の意のインコントロは、大手百貨店やセレクトショップ、海外テキスタイルメーカーなどの企業戦略やコンセプトワークのコンサルティングを行う。2007年秋冬からは『真のドレスを求めたい男たちへ』をテーマにした自作ブランド「Akamine Royal Line」の服作りを通じて質実のある真の男のダンディズムを追及。平行して、(財)ファッション人材育成機構設立メンバー、繊研新聞や朝日新聞などへの執筆活動も行う。国際的な感覚を持ちながら、日本のトラディショナルが分かるディレクター兼デザイナーとして世界を舞台に活躍。 Men’s Ex、OCEANSに連載。MONOCLE(www.monocle.com)、MONSIEUR(www.monsieur.fr)へも一部掲載中。

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