AKAMINE BLOG

メンズファッションディレクター 赤峰 幸生のBLOGです。

2009年09月29日(火)

PATTERN ORDER会開催のご案内〔'09秋冬&’10春夏物〕 [Special Pattern Order会]

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 来る10/19(月)〜24(土)迄、恒例となりましたAkamineRoyalLineのPatternOrder会を開催させていただきます。是非皆様のご来場をお待ちしております。

 ご来場御希望の方は下記のご案内状をご高覧いただき、以下コンタクトフォームまたはメール(info@incontro.jp)にてご来場ご希望日時をご連絡頂けますようお願い致します。こちらから追ってご確認のご連絡をさせて頂きます。

 多くの皆様へ是非この機会にお目にかかれること、お待ち申し上げております。

(株)インコントロ スタッフ一同



■DATE : 10 / 19(月) 20(火) 21(水) 22(木) 23(金) 24(土) By Appointment

■PLACE : INCONTRO Office&Showroom

■ITEM : SHIRTS ¥29,000〜 , JACKETS ¥89,000〜 ,
       SUITS ¥123,000〜 , TROUSERS ¥49,000〜
       TIES ¥11,700〜

■DELIVERY : 約1ヶ月頂戴します(生地在庫状況により、多少前後いたします)

■INCONTRO MAP
印刷用地図】  【Yahoo!Maps


■お問い合わせ、お願い
Tel 03-3447-1891
又は【コンタクトフォーム】よりご来場ご希望日時をご連絡いただければ幸いです。こちらから折り返し確認のご連絡をさせて頂きます。

Posted by インコントロ STAFF at 13時28分 Permalink

2009年09月24日(木)

OCEANS 11月号連載 AKAMINE STYLE 目覚めよ、日本の男たち! [OCEANS掲載記事]

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マエストロ赤峰の「オトナ相談室」
仕事、家庭、子育て、そして愛……などなど。
30〜40代のオーシャンズ世代にもなれば、少なからず何かしら悩みのタネは持っているもの。
そんな皆さまの“駆け込み寺”として開設されたのが、このオトナ相談室。
皆さんの質問にお答えするのは、“人生のマエストロ”こと赤峰幸生氏。
今月も痛快なご意見で迷えるオーシャンズ読者に救いの手を差し伸べてくれるハズ!
では皆さん、ご一緒に!教えてっ、マエストロ!


今月のテーマ
“男の落とし前”

[今月の質問]
赤峰さん、こんにちは。私は「いつか赤峰さんみたいな男になりたい」と憧れている33歳の男です。今回はどうか僕の悩みを聞いて下さい。僕は今、百貨店にあるスーツショップで販売をしています。しかし、先日、ケアレスミスを犯してしまい、お得意さまにご迷惑をかけてしまいました。内容は商品の発送ミス。お客様は当初お怒りでしたが、必死で謝罪したところ、なんとか許していただきました。しかし今後、仕事で何か失敗を犯したときのために、謝罪のコツのようなものを教えていただけないでしょうか? 対応のコツ、誠実な気持ちの伝え方など、いわゆる“落とし前のつけ方”をご教授いただけると幸いです。(33歳・百貨店勤務・東京都在住・Y・Iさん)

 
 

Q.マエストロ流の落とし前・・・・。そりゃ、強気一辺倒でしょうがっ!ビジネスは弱肉強食ですもん。こっちが失敗しても、謝ったら負け!そうですよね、マエストロ〜!!
 この大ばか野郎がっっっ!「ビジネスで謝罪したら負け」だと!?どこで知ったか知らんが、貴様、そんな浅薄な理論を信じているのか? もはや怒りを通り越して情けない!
 謝らないなどとんでもない。私に言わせれば、仕事がデキる男ほど落とし前のつけ方が達者な男である。考えても見ろ。どんな優秀な人間であっても、長年仕事を続けていれば、ミスは100%発生する。それに失敗をしないためだけに仕事をしている男に、大きなことができるわけがない。だから、仕事上のミスなど恐れるまでもない。たまに降る雨のようなものだと思えばいい
 ただ、最も重要なのは失敗したときの後始末のつけ方である。特に問題なのが、傷つけた相手や損害を与えた相手がいる場合だ。どうやって彼らに心を静めてもらうか。とはいえ、どんなにこちらが誠意を持っていても、相手に伝わらなければ何の意味もない。落とし前のつけ方には、さまざまな手段が存在するが、今回は赤峰流の落とし前のつけ方を話そう。
 これは10年ほど前のことである。私にはフィレンツェに住むイタリア人の友人がいる。彼はスーツ工場の経営者で、なかなかいいものを作っていた。かねて「日本でもビジネスがしたい」と言っていた彼のために、私は日本にある有名ショップを紹介した。商談はトントン拍子に進み、彼の工場へジャケットの注文が大量にあったという。彼はたいへん喜んでいた。しかし、問題は納入後に起こった。商品に不具合があったのだ。私は「日本からの注文には、とにかく慎重に、徹底的に細かく対応しなくてはならない」と忠告していたのだが、それでも十分ではなかったのだ。
 とにかく相手は怒り心頭であった。もちろん私も他人事ではない。それに彼の念願であった日本でのビジネスの道が閉ざされてしまうことは、なんとしても避けたかった
 イタリアにいる彼と電話で話したが、彼も「ユキオ、オレはどうすればいいだろう」と焦っていた。私は迷うことなく「今すぐ空港に走れ!」と言った。彼はそのまま飛行機に乗り、成田に到着。我々はその足で、すぐさま取引先へと走った。そして担当者に会うなり、私と彼は土下座をし、床に額をこすりつけたのだ
 ・・・・どれくらいの時間が経っただろうか。我々の行動に相手側は唖然としていた。それから初めて、我々は問題が起こった原因と、これからの対処を述べたのだ。すると相手側は「もういいですよ。お互いに力を合わせて、乗り切りましょう」と言ってくれた。このことが信頼関係を築くきっかけとなり、今でも彼とその店の関係は続いている。
 

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(→)ビジネスにおいて、一分のスキも見せないマエストロのスーツスタイルは、英国人の友人をして「英国人よりも英国人」と言わしめるほど。しかし、この日は、ヘインズのトリムTシャツにコーデュロイの5ポケットパンツ、そして足元はオールスター。我々が目を疑うようなカジュアルなお姿で登場したのでした。そして、呼び出されたのは東京は神保町にある老舗のラーメン屋。まだ昼食には早い時分・・・・、そう思ったのも束の間。なんと、マエストロ自ら厨房に立ち、麺を茹で始めるではありませんか! そう、今月のマエストロは中華そば「伊侠」の店主、沢木さんの指導の下、ラーメン作りに挑戦。自宅では自ら台所に立つこともしばしばというだけあって、ネギを刻むその手つきは手慣れたもの。自らが作ったラーメンをわずか5分で平らげ、終始ご満悦の様子でした。 

Q.え〜! マエストロが土下座を!?しかも、友達のためにっ!こ、これは、熱すぎますっ!やっぱり、日本人としては、土下座は最大の武器ですねっ!
  このスカタン野郎っっっ! !お前はこの話の本質を毛の先ほども理解しておらん!黙って聞いておらんか!
 話のポイントは3つある。第1に「スピード」。問題が起こったら、1分1秒でも早く現場へ急行することだ。問題は時間を経るごとに大きくなり、収拾が難しくなる。それに損害を受けると人間は不安に陥る。だから、損害を与えた相手の反応が遅ければ遅いほど、被った相手はどんどん頭に血が上っていくのだ。
 余談だが、昔、港区にある某有名ホテルでパンを買って帰宅したところ、パンの中にビニールの切れ端が混入していたことがあった。ホテルに連絡したところ、10分もしないうちに総支配人が玄関に立っていた。ミス自体はお粗末だが、このあたりはさすがだ、と私は思った。スピードは誠意を表わす有効な手段のひとつなのだ。
 第2に「意外性」。イタリア人が一目散にかけつけ、土下座をする、という意表を突いたケジメのつけ方こそが、相手の心を打ったといえる。強い気持ちを相手に表現するためには、「ここまでやるか!」と思わせる何らかの工夫が不可欠である。それには意外性が重要な要素となるのだ。ただし、これを奇をてらうことと混同しないようにくれぐれも注意はするように。
 これも余談になるが、意外性がいかに凄まじいものかを実感するこんな話を聞いた。仲のいい友人の体験談なのだが、彼が3年前に新宿の、とある飲食店に入った。味噌汁をいっきにたいらげたところ、なんとゴキ○リ(ご想像にお任せする)の死骸が姿を現したという。怒り心頭に発した友人が店主に抗議したところ、なんと、「これはダシですよ」と言い張る。とんでもない言い訳に一瞬ひるんだが、友人はさらにがんばった。「そんなわけねえだろうが! どう見てもゴ○ブリじゃねえか!」「いえ、これはダシです」と、同じやりとりを10分ほどしたそうだ。そして突然、店主は「わかんない人ですね。ほら」と言って、ゴキブ○を取り上げ、むしゃむしゃ食ってしまったという。友人はあまりの顛末に、怒りさえ忘れてしまったという。当然、証拠は消えた。店主はとんでもないヤツである。もしかすると、この店主は、人間同士のやりとりで、いかに意外性が重要かを熟知した、ツワモノであったのかもしれない。
 そして落とし前のつけ方に欠かせない第3の要素が「説明」である。なぜそのトラブルが起こったか、原因を明らかにする。これは頭の中で処理せずに、きちんと紙に書き出すといい。まずは、原因と思われる事柄を箇条書きにする。次にひとつひとつにどう対処すればいいかという、これからの対策を書いていくのだ。そして今回のミスに対する現実的な処理。理想としては、謝罪に向かう際に用意して行きたいが、間に合わないなら、時間をもらって後日でもいい。既に述べたとおり、とにかく現場へすっ飛んでいくことが重要なのである。
 これは私の話だが、数年前、寿司の出前を取ったところ、吸い物に大きな虫が入っていたことがあった。驚いた私はすぐさま店に連絡したが、謝罪に来たのは出前を担当している青年であった。彼が事情を知る由もない。私はただ、何度も出前し、美味い寿司を食わせてくれていた店が、なぜこんな失敗を犯したのかを知りたかっただけだ。何にも知らない若僧に、「すいません」と言われても何の意味もない。その後、もちろんオヤジを呼んで叱責したが、残念ながらこちらの謝り方も形式ばったものであった。この説明なき謝罪こそが、傷つけられた人の心情を逆撫でする“平謝り”というやつなのだ

Q.なるほど。落とし前に必須なのは、「スピード」「意外性」「説明」。でも、犯した失敗が大きいほど冷静になれないもんですよね?
 うむ、それはそれでいい。パニックになるほど感情的になってもいけないが、反対にクール過ぎても相手に誠意が伝わらない。相手の心情を鎮め、なおかつスムーズに問題を解決するには、「七割の熱意と三割の冷静さ」をキープすることが大切だ。
 当然だが、仕事には保険がない。だからといって、失敗を恐れて何もしないのは、それこそ情けないことだ。失敗したら、きっちり落とし前をつけて次へ進むだけのこと。
 そもそも本当の男の仕事には、失敗というものすらないと私は思っている。困難を前にして、挑戦することをやめてしまうこと。それこそが唯一の失敗なのだ
 
 

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−近ごろのマエストロ−
突然だが、私は恋をしている。しかも、会ったこともない女性にだ。彼女の名は黒木メイサ。フジテレビ開局50周年ドラマ『風のガーデン』で初めて知ったのだが、その凛とした眼差しに私の目は釘付けになった。彼女の作品をいろいろ見たが、とにかくすべての表情が素晴らしい。彼女の目の光には、男の心を波立たせる何かがある。機会があれば、気の利いたバーで、マティーニでも一緒に飲みたいものだ。ん?年甲斐もないだと? ふむ、では皆さまにこんな言葉を教えよう。「一人の女しか愛さない男はしばしば最も幸福な生活を送るが、死ぬときは最も孤独な死に方をする」。ヘミングウェイの言葉だ。私は生涯、恋をし続けるつもりだ。
 

昔ながらの中華そばが楽しめるお店!
東京は神保町に店を構える「伊侠」は、創業して40年以上の歴史を持つ老舗ラーメン屋。カウンターだけの店内は、昭和のムードたっぷり。そして、ご主人の沢木さんが作るラーメンは、昔ながらのあっさりとした醤油だしの中華そば。小手先で勝負しない、王道とも呼ぶべきその味は、一度食べたら病みつきになること必至です。皆さまも、ぜひ味わってみてください。

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「中華そば 伊峡」
電話/03-3294-0279
住所/東京都千代田区神田神保町1-4
営業/11:30〜15:00、15:30〜19:30(土曜のみ〜18:30)、日曜・祝日定休

■皆さんからの質問待ってます!
仕事から家庭、恋愛、そしてファッションetc.・・・・・・、日ごろ読者の皆さんが抱える悩み、疑問など、相談したいことを何でも教えてください。マエストロ赤峰がズバッと解決いたします!本誌ホームページ[ www.oceans-ilm.com ]へアクセスのうえ、トップページから投稿してください。

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服の立ち位置【相性のいい“組閣”とは】 [朝日新聞掲載記事]

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朝日新聞(東京本社版夕刊)に2009年9月24日付けでファッションコラム連載『服の立ち位置(相性のいい“組閣”とは)』が掲載されました。

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2009年09月05日(土)

MEN'S EX 10月号 平成の寺子屋 赤峰幸生の上級ファッション塾 連載vol.10 [MEN'S EX 掲載記事]

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「これからの季節、よりスーツを楽しむにはどうすればいいですか?」

真のクラシックを追求し、服のみならず、生き方そのものに自らのスタイルをもつ男、赤峰幸生。
氏が考える、男のお洒落を伝授する連載。第10回は、「楽しんで着るスーツ」。スーツの楽しさ再発見!


 
どんな素材がオススメですか?
ツイード、モールスキン、フランネルなど、いろいろあります
スーツは必ずしもオンタイムに着るためにあるわけではなく、オフの日に楽しんで着るのも大いにありだということを知ってほしいですね。オフの日に楽しむなら、ツイード素材やモールスキン、フランネル、ウールギャバジンや太番手のウーステッドなど、いろいろあります。ジャケット用素材と思われているものでも、カシミアのように膝さえ抜けなければ、スーツで大いに楽しめるのです。

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(→)回答1
枯れ葉色のツイードスーツで秋の色を楽しみます
「秋の枯れ葉の色すべて入っているオープン3パッチのツイードスーツです。オフ白のカシミアタートルネックニットとの合わせは、私にとって秋の代表的な出で立ちです」。スーツ19万2000円(参考価格)/アカミネロイヤルライン(インコントロ) カシミアニット5万4600円/フランコジッケ(信濃屋 馬車道店)
 
 

オススメの色はありますか?
グレイ、ネイビーに限らず、もっと季節の色を楽しみましょう
ビジネスで着るスーツはグレイとネイビーが基本の色ですけど、スーツの色はそれだけではありません。スーツはビジネスで着る服という認識を改めて、オフの日に秋の季節の色、例えば枯れ葉の色を取り入れてみると、今までとは違うスーツの楽しさを発見できると思います。茶、ベージュ、カーキなどの色は、特にオススメしたいですね。

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(→)回答2
モールスキンのスーツをアスコットシャツと合わせます。
「750g/mある、英国ブリスベン モスのモールスキンスーツです。イメージはジョッパーズのスーツ。5年くらい着込まないと味が出ないし、パンツのクリースも取れていいと思います。合わせたタッターソールのアスコットシャツは今や信濃屋でしか買えないのでは?」。スーツ19万2000円(参考価格)/アカミネロイヤルライン(インコントロ) アスコットシャツ2万9400円/シナノヤ(信濃屋馬車道店)

■スーツはビズネスだけで着る服ではない
M.E.  先生を見ていると、スーツを楽しんで着てらっしゃるなっていつも思います。着こなしも、オンの感じではなくて、どこか遊びの要素があるといいますか。
赤峰  そうですね。日本ではとりあえずスーツを着てタイを締めていればビジネスになるという暗黙のルールがあって、スーツがビジネスのためのツールとして定着してしまっているんですよね。最近スーツが売れないという話をよく聞きますが、それはスーツを欲しいと思わないからです。クローゼットの中のスーツは満杯で、皆さん似て非なるものをたくさん持っている。そんな中、経済状況が悪くなって安いスーツがどんどん登場し、ますます仕事着としてスーツを捉えるようになってしまったわけです。
M.E.  完全に作業服化していると・・・・。
赤峰  そうなんです。一方でヨーロッパでは、もっとスーツを楽しんで着る文化があります。彼らは休日でもスーツを着るのですが、ダークスーツは着ずに、秋だったら専ら茶やベージュ系の色を楽しんでいたりするわけです。カントリースーツという言葉があるように、スポーツをするオフの日にスーツを着る習慣が、昔のヨーロッパにはあったんですよね。
M.E.  なるほど。
赤峰  今は時代も違いますし、そういうのはなくなりましたけど、スーツが低迷して主役から外れてしまった中で、もう一度スーツの魅力を再発見してもらいたくて、今回、楽しめるスーツとはどんなものかを、事例として着てみたわけです。
M.E.  ツイードやモールスキン、コーデュロイ、ウールギャバなど、新鮮なスーツのオンパレードです!
 
■膝さえ抜けなければどんな肉厚素材だっていい
赤峰  素材を変えてスーツはいろいろと楽しめるんです。日本人はオン・オフという言葉を使いますけど、オフの日にスーツは着ない、ましてネクタイなんて絶対しない、ラクな格好がいい、という考えが定着してしまっている。オフの日はシルクのタイは締めず、ウールやカシミアのタイを合わせて楽しんでいます。今回、ブロードのシャツも着ましたけど、オックスフォードのような表面感のある素材や、鹿の子のボタンダウンもいいですね。足元は茶系のスエード靴あたりがオススメです。もっと王道をいくエレガントスポーツスーツを楽しんでもらいたいですね。
M.E.  なるほど。ただ、先生が着ているようなスーツを仕立てるにあたって読者の皆さんが悩むのは、これはジャケット用の素材なのか、そこの見極めだと思うんです。どこが境界線なんでしょうか。
赤峰  膝が抜けないかどうか、これに尽きます。カシミアでパンツを作っても、ふかついちゃってダメですけど、厚手のハリスツイードなら大いにありです。コートを着ずに厚手のツイードスーツをグローブやウールタイでアクセントをつけて着ていたら、とても洒落ていると思います。実際、アウター代わりに厚手のスーツを着るのは、今の日本の気候だったらありですよね。ジャケット素材と決めつけず、思い切って作ってみてください。
M.E.  アウターを必要としない厚手のスーツかぁ。素敵ですね!
赤峰  太番手のウーステッドもいいですし、最近はあまり見ないですけど、ベージュのウールギャバなんかも最高です。パターンオーダーになりますけど、読者のかたも私のオフィスに連絡をいただければ、お話ししながら私が見立てますよ。
M.E.  本当ですか?それはとても喜んでいただけると思います。
 
 

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(←)回答3
ウールギャバジンを甘い色のハーモニーで
「甘い色のハーモニーで楽しむベージュスーツの着こなしです。薄いブルーシャツとの相性が非常によく、それにカシミアのレジメンタルタイを合わせました。オンでも着られますが、これだけ明るいベージュは、やっぱりオフ向きかな」。スーツ18万8000円(参考価格)/アカミネロイヤルライン(インコントロ) タイ1万6800円/フランコバッシ(アイネックス)

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(→)回答4
茶のウインターモヘアを鹿の子ポロシャツと合わせます。
「赤峰的大定番、ブラウンのウインターモヘアスーツです。茶のトーン・オン・トーンで楽しむのが好きで、鹿の子のポロシャツと合わせてみました。白の貝ボタンと白のチーフでアクセントをつけているのがポイントです」。スーツ19万2000円(参考価格)/アカミネロイヤルライン(インコントロ) ポロシャツ2万5200円/ギ ローバー(信濃屋 馬車道店)

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(←)回答5
ビジネスで着るグレンチェックをニット使いで
「ビジネスで着ているスーツをオフで着るときの色合わせの技がポイントです。オンでは白シャツで着る明るいブルーが入ったプリンス オブ ウェールズを、ブルーの鹿の子のラコステのポロシャツとスメドレーの黒のVネックカシミアニットで合わせました」。スーツ18万8000円(参考価格)/アカミネロイヤルライン(インコントロ)

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(→)回答6
カーキ色の太番手ウーステッドをタイドアップ
「カーキ系ブラウンのヘリンボーン地にブルーウインドウペーンが入った太番手ウーステッドのスーツです。スーツに入ったブルーのアクセント色に対し、ブルーのウール小紋タイを合わせました。タイの柄をスーツのベース色と合わせたのがポイントです」。スーツ19万2000円(参考価格)/アカミネロイヤルライン(インコントロ)

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(←)回答7
ヴィンテージのスポーテックスをスーツで楽しみます
「スーツの生地は約60年前のドーメルのスポーテックスのヴィンテージで、ガリガリのタッチです。青×赤×黒のタッターソールのオックスフォードシャツにヘリンボーンのカシミアタイを合わせました」。スーツ19万2000円(参考価格)/アカミネロイヤルライン(インコントロ) タイ(参考商品)/ロバーt フレイザー(アイネックス)

今月のおさらい

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 スーツはビジネス着ではない。休日も秋の季節の色で積極的に楽しむべし
 ジャケット用と思われている素材でも膝さえ抜けなければスーツで楽しめる
 今の日本の気候ならコートを着ずに肉厚のスーツを楽しむのもひとつの方法

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2009年08月27日(木)

服の立ち位置【「いい物」を一つ一つ】 [朝日新聞掲載記事]

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朝日新聞(東京本社版夕刊)に2009年8月27日付けでファッションコラム連載『服の立ち位置(「いい物」を一つ一つ)』が掲載されました。

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2009年08月24日(月)

OCEANS 10月号連載 AKAMINE STYLE 目覚めよ、日本の男たち! [OCEANS掲載記事]

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マエストロ赤峰の「オトナ相談室」
仕事、家庭、子育て、そして愛……などなど。
30〜40代のオーシャンズ世代にもなれば、少なからず何かしら悩みのタネは持っているもの。
そんな皆様の“駆け込み寺”として開設されたのが、このオトナ相談室。
皆さんの質問にお答えするのは、“人生のマエストロ”こと赤峰幸生氏。
今月も痛快なご意見で迷えるオーシャンズ読者に
救いの手を差し伸べてくれるハズ!
では皆さん、ご一緒に!教えてっ、マエストロ!


今月のテーマ
“男の口説き方”

[今月の質問]
こんにちわ。いつも赤峰さんのお言葉に勇気をもらっている32歳の男です。今回は私の悩みを聞いていただけないかと思い投稿しました。最近、あるメーカーの営業に転職したんです。前職はゲームプログラマー。ひとりでコツコツとやる作業が好きで始めた仕事だったんですが、昨今の不況の影響もあり一年発起して現職に。営業という仕事に携わること自体が初めてでもあったんですが、正直に言って、成績がまったく振るわないんです。上司からは「お前はその場のノリはいいが、最終的に相手をその気にさせる力がない」と言われています。今後のために、ぜひ人を口説く秘訣を教えていただけないでしょうか?(32歳・メーカー勤務・東京都在住・K・Yさん)

 
 

Q.人の口説き方ねぇ.....。大事なのは熱い気持ちでしょっ!あんまり堅く考えないで、女性でも一生懸命口説きましょ!そうですよね、マエストロ!
 そうそう男なんか放っといて、女の子に血道を上げて・・・・ってこの大ばか野郎がっっ!貴様、この暑さで脳みそが蒸発しちまったようだな。思わずノッてしまったではないか。
 社会に出れば、面接や取引先や客のやり取りはもちろん、上司や部下との関係、そして結婚・・・・。投稿者も関心を持たれているように、人生を切り拓くには人を口説き、その気にさせなければならない場面がたくさんあるのだ。
 私は28歳のときにアパレル会社を立ち上げた。自分で会社を興して改めて気付いたが、仕事はまさに口説きの連続であった。服をつくる工場の職人、服を販売する販売店のバイヤーたち、彼らに動いてもらわなければ、仕事は一歩も進まない。しかも当時の私には、何の後ろ盾もない。まさに徒手空拳で、相手を口説き、その気にさせなければならなかった。

Q.うひょ〜。もしやそこで伝説とまでいわれるマエストロの営業トークが炸裂するわけですね!一体どんなサクセスストーリーが聞けちゃうんでしょうか!?
 このスカタン野郎が!!私の人生にサクセスストーリーなどない。あるのは、無数の失敗から学んだ大切な財産だけだ。あれは忘れもしない、30代の半ばころのことだ。コンサルティングの仕事に携わっていた当時、あるアパレル会社との取引の話が舞い込み、喜び勇んで打ち合わせに臨んだ。相手は名のある企業であったが、当時のビジネスは順調で、私は一歩も引くことなく交渉を重ねた。しかし、なかなか相手は首を縦に振らない。粘り強く交渉を重ねたが、最終的に相手の担当者からこんなことを言われた。「話はもうわかった。君は一体いくら欲しいんだね?」。私はその言葉を聞いたとき、「これは負けだ」と直感した。契約の話にばかり気を奪われ、相手の信頼を得るという最も大切なことをおろそかにしてしまっていたのだ。これでは、無礼なことを言われても返す言葉も見つからないはずである。私はこのことを機に、自分の営業スタイルを徹底的に見直すことにした。
 第一に欠点やデメリットも包み隠さずに伝えるように努めた。つまり「できないことはできない」ときちんと言う。例えば洋服のお店に行くとしよう。あなたが店員に「この服は○○には似合うか?××の場面で着られるか?」といくつか質問をする。そのとき「もちろん似合います!」「もちろん、どこでも使えます」とオウムのように繰り返す輩を果たして信頼できるだろうか?人の心理としては「この商品はこういうときは最適ですが、こういうときにはあまり使えないんです」と正直に言ってくれる人物を信頼するはずだ。つまり、営業する商品の長所と同じように短所も伝えることがとても重要なポイントなのである。
 第ニに現場を深く知ること。商品をひとつ売るときにも、そのものが作られている現場を知らないと、その説明はすべて表面的になってしまう。私は工場にお邪魔し、自社の服が作られている工程を一から十まで見せてもらった。そして「ここの工程は面倒だけどね、着心地がよくなるんだ」といった職人さんの言葉を頭に叩き込んだ。こうした現場の生きた言葉は、営業先で自分の商品を説明する際に最高の武器となった。そして何より、自社商品の「価格の理由」についても理解することができた。皆も同じではないだろうか。何か買い物をする際、その値段の理由を納得できることが、購入を決める大きな決断理由となるはずだ。
 よく会社に来るセールスマンでも、人の会社のことをよく調べてくる輩がいる。しかし、そういう輩に限って、自社商品のことをほとんど知らなかったりする。これこそ本末転倒である。顔を洗って出直して来い、そう言いたい。

 

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(→)今月、マエストロが挑戦したのは、なんとロデオマシーン。マエストロが纏うGジャンは、1959年にデビューした「リー」の名作ウエスターナー。登場するなりカウボーイたちのお洒落アイテムとして定着した、不朽の名作であります。ボトムスは、「リーバイス」の501XX。そして、Tシャツは「ヘインズ」のヴィンテージ。いずれもアメリカのウエスタンな気分たっぷりの出で立ち。そこに、イタリアで創業した「スペルガ」のスニーカーを合わせるあたりは、やはり只者ではありません。荒れ狂うマシーンに跨り、振り落とされそうになりながらも必死の形相で耐えるマエストロ。僕らは決してその勇姿を忘れることはないでしょう。
 

Q.す、すごい、すごいっすよ!!お店にそんな店員さんがいたら納得して買い物ができるはず!もしや、コレをマスターしたら、出世街道まっしぐら?ひょえー!
 このツルセコ野郎がっっっ!お前は、そうやっていつもお手軽に答えを知ろうとする。まったく気に入らんが、今回ばかりは読者のために、私流の営業について少しだけ話そう。
 例えば、一枚のジャケットを売るとする。私の場合、まず世間話から入る。これは、「カウンセリング」にあたる。天気でもスポーツの話でもなんでもいい。そこで、その人物と生活観、価値観を探るのだ。
 次に自分の商品が体現する「文化」を語る。私の服が持っている文化とは、英国やイタリア、日本文化に通じる「本当にいい服を末永く着ること」だ。この魅力をストーリー仕立てにして話す。「あなたはいま32歳。しかし、これから30代、40代と過ごしていくにつれ、結婚もするし、子供もでき、オフィシャルな場面に遭遇する機会も多くなるはずです。そんなとき・・・・」と、この服がその人の生活の中でいかに役立ち、長く着られるものかを想像してもらう。このとき、先にも述べたとおり「このジャケットは比較的カジュアルなデザインなので、こういう場面ではおすすめできません」とはっきりとデメリットを伝えておくのも重要だ。
 そして興味を持ってもらえたら、そこで初めて商品の説明をするのだ。ここで言いたいのは、興味を持つとは、私のジャケットが体現する文化と相手のライフスタイルが重なり合うことだ。双方が重なり合って初めて、商品の説明が効果を持ってくる。ディテールや生地、フィット感、自社商品にしかない魅力を伝える。もちろん、それだけの値段が付く理由もだ。あとは買う側に判断を委ねるだけだ。
 そもそも、この営業スタイルは英国やイタリアでの老舗テーラーではごくごく当たり前のことである。だが、大量消費や合理性ばかりが重視されていくなか、こうしたやりとりがいっきに失われたのだ。
 今まで私はこのスタイルで、ひとりひとり顧客を増やしてきた。人間味を大切にしたこうした接客方法は、洋服の販売に留まらず、さまざまな仕事で必ず役に立つはずだ。

Q.な、なるほど、さすがですっ!では、お次はぜひマエストロの巧みな営業トークを聞かせてくださいよっ!ぜひパクリ・・・、いや参考にしたいんです!
 トンチキ野郎っ!!貴様にはまだわからんだろうが、人を口説くよりももっと難しく、大切なことがある。それは、自分を口説くことなのだ。
 私は40代の後半に、ある大企業からコンサルティングの依頼を受けた。プレゼンは大成功し、「ぜひ」とのことだった。だが、私は最初から、その企業のスタイルが私の信条にそぐわない気がしていた。しかし、契約金は破格とも言えるものだった。
 しかし、私は悩んだ末に辞退した。決断させてくれたのは、池波正太郎先生の著書に出てくる登場人物たちだ。鬼平にしろ真田幸村にしろ、世間の価値観や権力に縛られず、己の中の掟や美学に従って生き抜いた魅力的な人物だ。金ではない。私も彼らのように自分を貫き、爽やかに生きよう、と思ったのだ。私は彼らの生き方を自らにプレゼンし、自分を口説いたのだ。辞退したのは、その結果である。
 私は後年になって、自分を口説くことの大切さをしみじみ実感した。あのとき誘いに応じていれば、会社は一時的に大きくなったかもしれない。だが、私の中で、確実に何かが損なわれてしまったはずである。生き方の芯を失うことは、男にとって何よりも情けないことだ。
 自分を口説くことは、己が本当に納得しているかどうかを問う作業である。ある商品に自分が納得していなければ、それを売る相手を説得するには不十分であろう。つまり、人を口説きたいと思うなら、その前にまず自分を口説けということである。
 「人間の数ある才のなかで、私は説得力に一番高い値段を付けたい」。あのロックフェラーがこんな言葉を残している。人を、そして自分を口説くことを。その秘訣をひと言で言うなら、私は腹を割ることだと思う。そしてそこから生まれる本音こそが人を動かす。それで失敗したら、それまでのこと。己を疑うことさえなければ、必ずや、次の好機をものにできるはずだ。
 
 

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−近ごろのマエストロ−
先日、イタリアからアントニオ・リベラーノがやって来た。彼はフィレンツェのテーラー「リベラーノ&リベラーノ」の店主で、私の30年来の親友である。日本に来ると必ずふたりで酒を飲む。話題はたわいのない話がほとんどだが、珍しく服の話になった。私は彼に問うた。「イタリアや英国のように、洋服のジャパンスタンダードはなぜ生まれないのか」。リベラーノは黙り込み、やがてひとつの回答を口にした。「スタンダードとは継続である。しかし、日本にはものや情報が溢れすぎ、スタンダードを確立する環境にないのではないか」。至言である。目の前の流行を追いかけていては、決してスタンダードは持てない。自国の文化や自身の内面に向かうオリジナリティ。これこそがスタンダードの源となるのだ。
 

カウボーイ気分で堪能するテックスメックス料理!
今回の撮影で訪れたのは、東京・恵比寿にあるテックスメックス料理の老舗。400席もある店内は、アメリカ西部やメキシコのキャンティーナ(酒場)を思わせる、活気と陽気溢れる空間だ。ハンバーガーやホームメイドタコス、グリル料理など、ボリューム満点の料理や、豊富なドリンクが楽しめる。注目は、店内に設置された本格マシーン。毎週、日曜日の夜9時ごろになると「ロデオ・ナイト」が開催される。詳しくは以下に確認してください。

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「ゼスト キャンティーナ 恵比寿」
電話/03-5475-6291
住所/東京都渋谷区恵比寿1-22-19
営業11:30〜29:00
[ http://www.zest-cantina.jp ]
 

■皆さんからの質問待ってます!
仕事から家庭、恋愛、そしてファッションetc.・・・・・・、日ごろ読者の皆さんが抱える悩み、疑問など、相談したいことを何でも教えてください。マエストロ赤峰がズバッと解決いたします!本誌ホームページ[ www.oceans-ilm.com ]へアクセスのうえ、トップページから投稿してください。

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赤峰 幸生 (あかみね ゆきお)

● イタリア語で「出会い」の意のインコントロは、大手百貨店やセレクトショップ、海外テキスタイルメーカーなどの企業戦略やコンセプトワークのコンサルティングを行う。2007年秋冬からは『真のドレスを求めたい男たちへ』をテーマにした自作ブランド「Akamine Royal Line」の服作りを通じて質実のある真の男のダンディズムを追及。平行して、(財)ファッション人材育成機構設立メンバー、繊研新聞や朝日新聞などへの執筆活動も行う。国際的な感覚を持ちながら、日本のトラディショナルが分かるディレクター兼デザイナーとして世界を舞台に活躍。 Men’s Ex、OCEANSに連載。MONOCLE(www.monocle.com)、MONSIEUR(www.monsieur.fr)へも一部掲載中。

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OCEANS 10月号連載 AKAMINE STYLE 目覚めよ、日本の男たち!

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菊池さんの着こなしテク

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