AKAMINE BLOG

メンズファッションディレクター 赤峰 幸生のBLOGです。

2007年10月06日(土)

MEN'S EX 11月号 菊池武夫と赤峰幸生の Be Buffalo Forever! vol.18 [MEN'S EX 掲載記事]

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菊池武夫さんと赤峰幸生さん。
ファッション界の2人の巨匠が毎回テーマを決め、それに基づいてお互いのファッションを披露し語り合う、夢の対談連載。

「今月のテーマ」
コートで築くダンディズム

スーツ以上に男のダンディズムを表現できるアイテムといえば、コートに限ります。今回は御歳70歳、信濃屋の白井俊夫さんにゲストとしてご登場いただき、その着こなしを披露していただきました。
 

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■(写真右)赤峰幸生氏
アクアスキュータムの1941年製のトレンチコートに、ドーメルのヴィンテージのスポーテックスを使って仕立てたリヴェラーノ&リヴェラーノのスーツ、シャルベでオーダーしたシャツ、それにドミニクフランスのタイ。足元はジョン ロブの「ダービー」。
■(写真中央)白井俊夫氏
チェスターバリーの25年ほど前のアルパカコートに、フランコ バッシのシルクストール、8年前くらい前に仕立てたA.カラチェニのスーツ、それに47年前に購入したサクソンのスエードシューズでご登場。ペッカリーグローブはエルメス、帽子はボルサリーノ。
■(写真左)菊池武夫氏
カシミア70%、ミンク30%のルカ ヴェンチュリーニのコートに、ダンヒルのマフラー、約20年前に購入したエルメスのニット、ベルヴェストのスーツ下のパンツ、デュカルのスエードシューズ、クールのホンブルグ帽と、デンツのペッカリーグローブという合わせ。

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ファッション界のビッグ3といっても決して過言ではない顔ぶれ。コートを脱いだ姿も実に決まってらっしゃいます。長年の経験から導き出したそれぞれのファッションスタイルは、何よりも説得力があり、昔話にも花を咲かせていました。

■最近は軽いコートのほうに惹かれてしまう(菊池、白井)
M.E.  偶然ながら、今日着てらっしゃるコートは皆さんベージュ系です。
白井  冬だから暖色系を選ぶことは多くなりますよね。これは、イギリスから昔の資料を取り寄せて、それをもとにして25年くらい前にチェスター・バリーに作ってもらったアルパカのコートです。キャメルでも作ったんですけど、どちらもすぐに完売しましたね。
M.E.  白井さんの中で、コートスタイルのルールってあるんですか?
白井  コートの5点セットというのがあって、コートのときは、帽子、ステッキ、グローブ、マフラーは僕の中では欠かせません。でも正直、最近は今日着ているようなヘビーウエイトのコートは、ほとんど着なくなりました。
菊池  わかります。コートは結構好きなんですけど、私も最近なんとなくはまっているのは、ヘラヘラの一重仕立てのタイプなんです。
赤峰  今日着てらっしゃるコートは、ラグジュアリーな雰囲気ですね。
菊池  ありがとうございます。ルカ ヴェンチュリーニというブランドのコートで、今年の秋冬に40カラッツ&525で展開するものなんですけど、ミンクとカシミアが入っていて軽くていいんです。今日もそうなんですけど、最近は下にジャケットを着ないで直接着ることが多いですね。さっぱりしているほうがいいかなと思っていて、それでシンプルにタートルネックニットを選んだんですけど、コートだと首元が大事ですしね。マフラーをしましたけど、着こなしとしてはこれもなくていいのかなとも思います。
M.E.  赤峰さんはいかがですか?
赤峰  コートは男の特権ってわけじゃないですけど、最も分量が多いわけですから自分を表現しやすいんです。クルト・ユルンゲンスとか、イヴ・モンタンとか、アラン・ドロンとか、フレンチギャングじゃないけど硬派な雰囲気で、シリアスにビシッとタイドアップして決めたい気分だったので、アクアス(アクアスキュータムの略)の、ウエストのベルト位置の高い'40年代のトレンチコートを選びました。正確には'41年製で、自分がまだ生まれていない頃のものなんです。'50年代の気分になれるっていうか、映画を見てなんとなく想像していたものを、着用すると俳優が着ていたシーンと重ね合わせられるというか。
M.E.  赤峰さんは、トレンチコートには一家言ありそうですよね。例えば、その着こなし方とか。
赤峰  後ろで結ぶのは勘弁してくれっていうか。女の子じゃあるましし、やめてくれって感じですね。ベルトはギュッと結んで垂らすのが流儀だと思うんです。後ろで結んで垂らすんだったら、トレンチとか着てほしくないよね。
白井  ああ、あれ最高にイヤだね。イヤなこったね。
菊池  僕はポケットに突っ込みます。
白井  それはいいですよね。
赤峰  トレンチを着ていても片方のベルトが抜けてズルズル引きずって歩いている奴とかいるからね。
白井  そういう奴は、踏んづけてやればいいんだよ(笑)

■往年の俳優や紳士のコートの着方は大いに参考になる
赤峰  コートのボリュームは男らしさを強調しやすいですよね。どのコートのカッティングも前がラウンドではなくて縦にスコーンと落ちる、そこがコートの気分のよさだと思うんです。白井さんの場合、イギリス的な着方というよりはイタリアの(注1)ヴィットリオ・デ・シーカのように、なんとなくガウンっぽく軽く巻きつけたりっていうような、丸み感のあるスタイルというか、そういう感じですよね。白井さんが好きだった映画俳優っているんですか?
白井  映画俳優で好きだったのは、(注2)ゲーリー・クーパーかな。(注3)ルチアーノ・バルベラなんかは、クーパーを完全に意識しているよね。ストライプのスーツの下にニットのベストを合わせて、全く同じ着こなしをしているのを見たことがあるから。
菊池  クーパーでもの凄く印象的だったのは、「モロッコ」でしたっけ。あのときは確かトレンチみたいなのを着ていたと思ったんですけど、あれはカッコよかったなぁ。あと、アラン・ドロンのシリーズがありましたよね。「サムライ」とか今見ても面白いし、カッコいいと思います。あの辺の映画には影響を受けました。ただ、時代の中でコートも少しずつ変化している部分があって、最近は軽さの方に惹かれてしまうんです。軽いということはキチッとした形を保てないわけですから、ダラッとした中にコートの魅力を感じるっていうのかな。ただ、今でも惹かれるのは'30年代、'40年代のなで肩で少し大きくてウエストがグッと絞られていて、裾のところがボリュームがあるコートですね。あれはカッコいいと思います。
白井  ああ、いいですね。ここ一番のときは紺のカシミアのチェスターコートとか着ますけど、僕も最近は軽さを重視してしまいます。
赤峰  クルマが発達して、オフィスも暖房が利いて、温暖化も手伝ってコートがだんだんと必要とされなくなってきて、結果としてコートを作るメーカーも少なくなってきたじゃないですか。かつてはこういうコート屋があったよねっていう話が最近多くなってきましたよね。ちょっとした雨くらいなら傘を差さずにトレンチコートの前を締めてキチッと着る、みたいなヨーロッパの紳士のスタイルは個人的には好きなんですけど。
菊池  前にも言ったと思うんですけど、僕もコートのフロントを完全に締めて襟を立てて着るのは好きでしたね。
M.E.  ジェントルマンの着こなしという感じでカッコいいですよね。
赤峰  19歳のときに日本橋の丸善でバーバリーのトレンチコートを買ってきて、箱から開けてフロ桶の水にそのままつけたらオフクロにひどく怒られたのを覚えていますね。その当時で確か8万円くらいしたと思います。襟にパッカリングが出ないと気分が悪くてね。やっぱり映画の影響なんですけど、クルト・ユルンゲスとかストラップをギュッと締めて真っ黒いティアドロップをしているのに憧れていまして。1週間くらい陰干ししてから着たのを覚えています。
M.E.  恐るべき19歳ですね。
白井  当時洋服を好きだった人は若い頃からみんなそうでしたよね。僕もみんな洗ってしまいますよ。
菊池  僕もすぐ洗ってしまうんです。でも、いいですよね、そのほうが。

■自分の体温でコートを慣らしていくのがいい(赤峰)
M.E.  ところで、赤峰さんの場合、白井さんや菊池さんと違って軽いコートがいいとかそういうのはないですよね。
白井  若いもんね、まだね。
赤峰  この中では一番若いですけどね(笑)。ヨーロッパの公園のベンチに座っている爺さんを見ていると、カッコいい人がたくさんいるんですよね。もう適わないなと。こういう爺さんには足元にも及ばないなって思いますよ。
白井  昔は日本にもたくさんいたんですけどね。話はずれてしまいますけど、昔、本当にお洒落なお客さんが信濃屋にもいまして、「麻のスーツは仮に3年着るとしたら、2年は無駄に着ないとダメなんだよ。少しホケホケしたところで、あと1年で着るのが麻のスーツなんだよ」っていうのを教えてくれましたね。それはコートも然りで、アジが出てくるまでにはそれなりの年月を必要としたものです。
赤峰  そうですね。高い安いは別にして、使い込んでくるとアジが出てくるじゃないですか。そこを大事にしてほしいっていうのはあります。できたてのものは、36.5度というか、自分の体温でクセ取りしていくっていうか慣らすんだという、そういう気分です。
菊池  結局、軽いコートがいいというのは、軽さだけじゃなくて、ちょっと着ただけでも演出的にいうと、着込んでいる感じが出るっていうのもあるからなのかもしれません。ただ、これからはどうなるかわからないですよね。またガッチリっていう時代が来るかもしれないですし。

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(注1) 「ヴィットリオ・デ・シーカ」
1901年イタリア生まれ。映画俳優から映画監督に進出したイタリア映画界の巨匠。監督代表作に「自転車泥棒」、「ミラノの奇蹟」、「ボッカチオ'70」、など。'74年没。

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(注2) 「ゲーリー・クーパー」
1901年、アメリカ・モンタナ州生まれ。映画「モロッコ」('30年)で一躍スターに。「ヨーク軍曹」('41年)、「真昼の決闘」('52年)でアカデミー主演男優賞。'61年没。

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(注3) 「ルチアーノ・バルベラ」
伊ファッション界を代表する洒落者。自身のブランド「ルチアーノ バルベラ」ほか、高級生地メーカー「カルロ バルベラ」の2代目オーナー。

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白井俊夫 Toshio Shirai [MEN'S EX 掲載記事]

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1937年神奈川県生まれ。横浜の老舗洋品店、信濃屋の顧問。本牧を闊歩するアメリカ兵に憧れて育った幼少時代。白井さんのファッションの原点はアメリカにあります。クラシコイタリアを日本に最初に紹介した人物としても有名。

白井さんの着こなしテク

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ストールはあくまで無造作に巻きます

「小細工をするのは男らしくありません」と白井さん。ストールはあくまで無造作にするのが白井さん流。クルッと適当に巻いてVゾーンを隠すだけ。

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47年前に購入した英国靴です

なんと、この日の靴は47年前に購入したもの。イギリスの「サクソン」のスエードシューズです。これをカラチェニのスーツに合わせるとは、参りました。

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菊池さんの着こなしテク [MEN'S EX 掲載記事]

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コートの下にはシンプルにタートル

シャツ&タイを合わせるのではなく、あえてシンプルなタートルネックニットを選んだのが、この日の着こなしのポイント。ネックレスはお気に入りのTX。

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起毛感のある服に合わせてスエード靴

パンツにベルヴェストのスーツの組下を合わせるあたりは、さすが菊池さん。起毛感のある洋服に合わせて、足元にはデュカルのスエードシューズを選択。

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赤峰さんの着こなしテク [MEN'S EX 掲載記事]

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ジャケットの柄を拾ってVゾーン構築

ジャケットのガンクラブチェックの色を拾ってVゾーンをコーディネイトしています。赤峰さんのVゾーンにおける色使いには、必ず一貫性があります。

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パリを感じさせる着こなしです

靴は、名作中の名作、ジョン ロブの「ダービー」。シャルベのシャツといい、ドミニクフランスのタイといい、パリを感じさせる洒落た着こなしです。

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別冊付録「MEN'S EX Eyewear」記事 [MEN'S EX 掲載記事]

いい大人にこそ似合いますクラシックメガネ、俺ならこう掛ける
技術の進歩で先進的なデザインのメガネが現在の市場を占拠しています。しかし、いい大人にはやはりクラシックなメガネが似合うのでは?原点回帰の4タイプを、着こなし達人に“掛けこなして”もらいました。

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(↑)赤峰幸生さんが選んだのはこちら
【ウェリントン】 最厚部分はなんと8ミリ chorus
かなり太めのセルフレームによるブラックモデル。掛けるだけで意志の強さを感じさせます。まさに骨太。
2万3100円(エフェクター/オプティカルカラー クレイドル青山店)

 

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力強くシャープな雰囲気がイイのです
 スーツのトレンドであるグレイストーンの着こなしで現れた赤峰さん。選んだクラシックメガネはウェリントンタイプ。
「僕の中でウェリントンはドレスアップのイメージ。スーツを颯爽と着こなしている感じなんです。ちょうどイギリスの俳優、ピーター・セラーズみたいな雰囲気を思い浮かべます。だからスーツも英国調の張りがあるトニック。メガネのシャープな印象を生かして、ネクタイも緩みなくキリッと結ぶ感じがマッチすると思うんです」 なかでもウェリントンを選ばれたのは何故でしょう?
「今の時代はなんでも薄く軽くなっているでしょう。ウェリントンのメガネは骨太な男らしさと独特のキレがあるように思います。なかでも今回選んだ1本は、当時('50〜'60年代)流行った骨太な時代の雰囲気が再現されています。そんな力強さに惹かれたのかもしれません」
 ウェルドレッサーである赤峰さんは、メガネを着こなしの一部と考えているとのこと。
「ネクタイに合わせて赤いメガネとか、ジャケットに合わせて茶のメガネとか、いろいろ掛けて楽しんでいます」

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2007年09月24日(月)

OCEANS 11月号連載 AKAMINE STYLE 目覚めよ、日本の男たち! [OCEANS掲載記事]

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マエストロ赤峰の「オトナ相談室」
仕事や家庭、恋愛、育児、そしてファッション・・・・etc.。
さまざまな悩みを抱えているオーシャンズ世代の皆さまに救いの手を差し伸べるべく、オトナ相談室を開設しました!
そしてその相談役を引き受けるのは、“マエストロ”こと赤峰幸生氏。あれやこれやと悩む前に、まずはオトナ相談室までご一報を!教えてっ、マエストロ!



今月のお悩みキーワード
“ジェントルマン”

[今月の質問]
ここ最近、「品格」という言葉が流行っています。男としてより格好よくあるために、僕もかねてより「品格」ある男性、つまり「ジェントルマン」に憧れています。だから、「リアルジェントルマン」と称されるマエストロに聞きたいんです!今すぐにでも「ジェントルマン」になれる方法を教えてください。(26歳・オーシャンズ編集部員A・T)

 

Q.マエストロ、今すぐジェントルマンになる方法を教えてっ!
 馬鹿やろう!「ジェントルマン」にたやすくなれるわけがない。断っておくが、オレは自分が「ジェントルマン」だなんて思ったことなどない。そもそも、「ジェントルマン」かどうかは自分が決めることではない。他人が評価するものだ。今すぐにだと?ふざけるな、と言いたいね。「ジェントルマン」であることは、毎日の積み重ねだ。生をまっとうしたときにでも、あの人は「ジェントルマン」だったと回想してもらえたら、うれしいと思うがね。
 どうやら最近は“品格ブーム”が起こっているようだ。品格のある人間になりたいと思うことは大変結構。だが、ブームだから、なんてことでは話にならん。日本人はとかく影響されやすい。ブームに乗っからないと、不安で仕方ないのだろう。だがね、品格のある「ジェントルマン」になるなんてことは、一朝一夕にできるわけがない。そんなこと言う男は、顔洗って出直してもらいたい感じだよ、まったく。それでもいつか、「ジェントルマン」になりたいと願うのであれば、アドバイスを送ろう。それは、「朝勝負の男」になることだ。朝、決まった時間に起きて、顔を洗い、ヒゲを剃り、しっかりと朝食を摂る。そして、「おはようございます」と挨拶をする。そうして、一日をスタートさせるのだ。そして、それを毎日、繰り返す。オーシャンズ世代は、仕事が忙しいからと夜型になっている男が多いだろう。だが、夜の仕事をやめ、その分早く起きて仕事を進める。そうして、生活のリズムが自然の摂理に従ってこそ、毎日の活力が生まれる。朝、つまり午前中にポジティブ=前向きでいることがすべての始まりだ。そしてもっとも大切なのは、自分に対しても、相手に対しても「礼を忘れない」でいること。そう断言するね。何事にも「ありがとう」の気持ちを持たずして、どうして「ジェントルマン」になどなれようか。偉ぶるな、謙虚になれと言いたい。特に先人に敬意を払うことは、忘れてはならない。

Q.では、「ジェントルマン」に見られる服装を教えてもらえませんか?
 だから、馬鹿やろう!と言っているだろう。上っ面だけ「ジェントルマン」に見られようと思うことが、もう道を逸れているのだ。そんなことを言う君には、裸で人と付き合うことができるか、と問いたい。風呂屋に行ったときに、服を脱いで、知らない人と素っ裸で自然に「世間話」ができるかどうか。これは重要なポイントだね。つまり、服など二の次ということ。肩書きも収入も関係ない。それでいて、面と向かって人としっかり会話のできる男が「ジェントルマン」だ。「ジェントルマン」の服装などというハウトゥーはない。ただし、こうアドバイスは送ろう。トレンドというまやかしに踊らされないことだ。そのためには自分流の軸を持つことが大事だ。軸さえ定まれば、ブレることがない。アレコレと服を取っ替えるのではなく、長く着続けられる服を選ぶ目を持て。ハリボテのような服ばかりを着ていないかどうか、自問してほしい。どこでどう作られているかもわからない、イタリア語のようなブランド名を付けただけの服。有名なブランド名が付いていても、実が伴っていないライセンスの服。ブランド名をこれ見よがしにひけらかす服。名前に騙されてはいけない。自分で判断するための目を持たねばならない。10年後も着ていられるか。まずはそれを判断の基準として服を選べば、「ジェントルマン」への道は開き始める。

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(→)自宅の近所にある行きつけの魚屋さんにて、夕飯にする魚を選んでいるマエストロ。魚を選ぶ目も、朝ネクタイを選ぶ目と同じ。そう語るマエストロの、日常の生活の何気ない、当たり前の行為にこそ「ジェントルマン」たる立ち居振る舞いが表れるのである。
 

Q.「ジェントルマン」としての女性との付き合い方を教えてください。
 相手を尊重して、精神的にサポートすることに尽きるのではないか。女性のバッグを持って歩かされている男をよく見かける。重い荷物は男が持つべきだ。だが、自分のバッグを持たせるような女には、「自分の荷物は自分で持て」と言うべきだ。言うべきことは、はっきり言う。それが、男が男らしくいることにもつながる。それが「ジェントルマン」としての女との付き合い方だ。元来、男と女は違いがあればこそ、惹かれ合うものだろう。腰が引けた付き合いはするな、と言いたいね。オーシャンズ世代なら、結婚している男も多いだろう。一緒に生活をしていれば、いいところだけを見せるわけにもいかない。素で付き合うこととなる。それであっても、いつまでも男と女であらねばならないのだ。もっと言えば、「不倫や浮気」なんてのはありえない。なぜなら、全力でぶつかり合うのが重要なのだから。その意味で言うなら、結婚だって何回したっていい。「ジェントルマン」に結婚の回数は関係ない、何回でもしろ!

Q.「ジェントルマン」に近づくためのよき映画や本を3つずつ教えて!
 その手の質問には、もううんざりだ。だが、映画や活字を読むことは知らないモノ・コトを謙虚に受け止められるいい機会だ。たしかに、素晴らしい作品には「ジェントルマン」になる方法が隠されているかもしれない。たくさんありすぎるが、あえて絞るとすれば次のようになるだろう。映画は『(注1)第三の男』『(注2)暗殺の森』『(注3)東京物語』。今の映画ではなく、クラシックな映画はよき人生の手本ともなるものだ。本は『(注4)男たちへ』『(注5)武士道』『(注6)人生心得帖』。時間を作って、ぜひ一読されることをすすめる。そしてこれから何を感じ取れるか。教訓を得たならば、翌日からすぐに実行してほしい。そんなふうに、もっと独りの時間を持って、独りの時間を楽しむのだ。今の世の中は、何事も急いている。早く、早く、という具合にだ。生活に「間」というものがまったくない。本を読んだっていい、散歩をしたっていい、ジムに行ってもいい、靴を磨いたっていい。連れションじゃなくって、独りションだ。「ジェントルマン」になるためには、そうやって自分を振り返る時間くらいの余裕がなければいけないのだ。そのためには、五感が錆びつかないように常に心がけること。そして、「礼を忘れない」で謙虚な気持ちでいることが大切だ。そうすれば、日々、何か得るものがあるはず。「ジェントルマン」になる。それは長い道のりかもしれないが、いつかきっとたどり着けるだろう。少なくとも私はそう信じて毎日を生きている。

 
(注1) 「第三の男」
1940年のイギリス映画。監督はキャロル・リード、主演はオーソン・ウェルズ、ジョセフ・コットン。1950年のアカデミー賞では白黒映画部門にて撮影賞を獲得。


(注2) 「暗殺の森」
1970年製作、イタリア、フランス、西ドイツの合作映画。監督・脚本はベルナルド・ベルトルッチ。原作はイタリア人の作家、アルベルト・モラヴィアの「孤独な青年」。


(注3) 「東京物語」
小津安二郎監督、笠智衆主演。1953年公開。日本映画の最高傑作とも評される。


(注4) 「男たちへ」
塩野七生著、文芸春秋発行。副題は「フツウの男をフツウでない男にするための54章」。辛辣にしてユーモアに満ちた「男性改造講座」。


(注5) 「武士道」
新渡戸稲造が1899年に英文で「武士道」を発表。世界的な反響を呼ぶ。日本人とは何かを問い、倫理観、道徳観を見直すことのできる格好の書。


(注6) 「人生心得帖」
経営の神様と謳われた松下幸之助著。心得帖シリーズの4作目。生き方の知恵、人生の指針が示されている。


 
 

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−近ごろのマエストロ−
「日本人はもっと休め」

フレッシュな自分を保つためには、休みが必要不可欠というマエストロ。「ツーリストとして数日、休むだけではダメ。1年に1回は20日くらい連続して休暇を過ごすべきだ。生活の場を移動させることが大切」。そう語るマエストロは、イタリアの街中の人が水をかけ合うことで知られる、8月の祝日「海の日」にフィレンツェ近郊のシーサイドリゾートにて夏休みを過ごしたそう。働きずくめの日本人に喝!!

■みなさんからの質問待ってます!
仕事から家庭、恋愛、そしてファッション・・・・・・etc.、日ごろ読者のみなさんが抱える悩み、疑問など、相談したいことをなんでも教えてください。マエストロ赤峰がズバッと解決いたします!官製ハガキに @相談したいこと A氏名(ふりがな) B住所 C年齢 D職業 E電話番号 Fメールアドレス G赤峰連載への感想 を明記し、〒162-0825東京都新宿区神楽坂6-42 喜多川ビル8F オーシャンズ編集部「オトナ相談室係」までお送りください。質問が採用された方の中から、抽選で毎月1名様にマエストロ直筆の“ありがた語録”色紙をプレゼント!

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2007年09月21日(金)

トーク&トランクショー のご案内 [INCONTRO NEWS]

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10月8日(祝)三越日本橋本店にて弊社代表赤峰がトーク&トランクショーを行います。

★10/2〜スタートします三越英国展内にてトーク&トランクショーを行い、07秋冬から立ち上げましたAkamineRoyalLineのパターンオーダー会も引き続き行って参ります。

*アイテム :スーツ(SB/DB)、ジャケット、トラウザーズ
*価格   :例)スーツ ¥168,000.-〜

トーク&トランクショーは13:30〜と15:30〜の2回。場所は、三越日本橋本店本館7F
テーマは、‘AkamineRoyalLine×DORMEUIL’

*Akamine Royal Line :98春夏から作り続けたY.Akamineを
07秋冬からAkamine Royal Lineへブランド変更しました。
10年着ても耐え忍べる一着を念頭に置き、「何も足さない何も引かない、なんて事はないが良い物」として低速織機で作り込むアーカイヴ復刻生地を中心に、英国ハダースフィールドや伊国ビエッラの生地も使用。積み重ねた“上質”を一つの形に表現したリアルクローズです。

*DORMEUIL : 1842年ジュールス・ドーメル(仏)が英国から毛織物を輸入して販売したことに始まり、貴族社会における紳士の作法というべきあらゆる場面でのスタイルをSPORTEX、TONIK、などというあまりにも有名な生地の開発を行っていた。現在は80カ国の紳士服地の基本と言えば、『DORMEUIL』。その知名度と信頼感は絶対的なものです。

皆様のご来場を心よりお待ちしております。

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2007年09月20日(木)

繊研新聞掲載「再び物作りと向き合う時代に」 [繊研新聞掲載記事]

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繊研新聞2007年9月20日付け記事「再び物作りと向き合う時代に」に掲載されました。

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2007年09月06日(木)

MEN'S EX 10月号 菊池武夫と赤峰幸生の Be Buffalo Forever! vol.17 [MEN'S EX 掲載記事]

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菊池武夫さんと赤峰幸生さん。
ファッション界の2人の巨匠が毎回テーマを決め、それに基づいてお互いのファッションを披露し語り合う、夢の対談連載。

「今月のテーマ」
自分のスーツスタイルの見つけ方

男だったら、いつかは自分のスーツスタイルを築きたいと憧れるものです。が、当然ながら、それは一朝一夕で身につけられるものではありません。お2人は、自分のスーツスタイルをどのように築いていったのでしょう?自らの経験を語っていただきました。近道はあるのでしょうか?

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■(写真右)赤峰幸生氏
・アカミネ ロイヤルラインの白のポプリンシャツ
・タックスの'60年代製ジャカードタイ
・アイリッシュリネン カンパニーのチーフ
・リヴェラーノ&リヴェラーノのグレイフランネルスーツ
・ジョン ロブのシューズ

■(写真左)菊池武夫氏
・五大陸ボウタイ
・ダンヒル シャツバーのシャツ
・アンティークのシルクストールをチーフ使い
・ロロ・ピアーナのスーパー120'sを使用した40カラッツ&525のオリジナルスーツ
・デュカルのシューズ



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ビシッと着たスーツスタイルは実に自然体でもの凄い貫禄があります。
まさしく男惚れするカッコよさ!
スーツに対する自論を展開してくださり、大いに勉強になりました。

■それぞれ自分を象徴するスーツの素材・色柄がある
菊池  随分前からスーツを着ることってほとんどなかったんですけど、ここ最近なんとなくスーツを着たいなと思っているんです。僕はストレートな着こなしができないので、ついついひねってしまうんですけど、そのぶんベースとなるスーツはオーソドックスなほうがいいですね。僕なりのコーディネイションで、らしさを出せればいいなと思っています。
赤峰  らしさといえば、今日はボウタイが見事に決まってらっしゃいますね。
菊池  ボウタイは前からしたいなと思っていて、僕よりも振れ幅があって面白く着ている人たち、チェックのジャケットにボウタイみたいな感じの捉え方で、着こなしてみたいなと思っていたんです。最近は海外に買い付けに行っていても、大きな流れではファッションがあまり変わっていないですから。どうにかして違う方向にもっていこうとしたときに、一番面白いのはスーツかもしれないって思ったんです。でもまだ僕自身の中で掴まえきれていないので、しばらくスーツを着てみようと思っています。
赤峰  読者の中心層のビジネスマンは何着もスーツを持っているわけですけど、彼らの中でスーツを着ることとか買うことの意識が変わってきているんじゃないかと思うんです。今までは極端な話、3つボタンのサイドベンツだったらまず無難、みたいなのがありましたよね。ただ、そういうのも一巡してしまって、(注1)クラシコイタリアも終わってしまって、消費者は今、上質感のある日常のものをベーシックに回帰して着ることを求めているんだと思うんです。ベーシックな日常に自分なりの変化をどうやってつけるのかということに、消費者の意識が傾いているのかなと。今までは生地メーカーやブランド名が上質の代名詞でしたけど、もっと全体で判断する時代になってきましたよね。
M.E.  なるほど。
赤峰  今日着ているグレイもそうですけど、(注2)より上質性の高いグレイとか上質性の高いネイビーとかね。ごくごくフツウの色にしか見えなくても、その中でも微妙な差があって、いろいろな質があるんです。
菊池  今日着ていらっしゃるずっしりしたグレイフランネルは、凄く赤峰さんっぽい感じがします。赤峰さんと聞いてイメージする素材として成立していますよね。
赤峰  ありがとうございます。ミディアムグレイのフラノは最も好きな素材のひとつなんです。菊池さんもいつもおっしゃられていますけど、スーツって、新しく作ったふうに見られるのが一番恥ずかしいんですよね。
菊池  そうなんです。私の場合、今着たばかりっていう感覚を自分で意識しだしたら、どうにも落ち着かなくなってしまいます。たとえ新調したものであったとしても、あたかもずっと着ているように見せたいっていうのがあります。だから、極端な話、スーツを洗濯機で洗ってしまうことだってあるんです。
赤峰  タケ先生はストライプっていうイメージがありますけど。
菊池  ストライプは大好きで、今日着ているような紺のストライプはとにかく多いですね。あとは、グレイ系、それにサキソニーかフラノが多いです。今日もグレイを着るかこれを着るか迷っていたんです。結局のところ、昔から同じようなものばかりを選んでしまっている。黒はほとんど着なくて、ダークスーツだったら、自分の場合はほとんどが紺。
M.E.  自分なりの色というか、イメージを作ることが大切なんでしょうね。
赤峰  そうなんです。ひと口にグレイといっても、質とか厚み色とか、もの凄く奥が深くて、それを自分の中で極めていくのが面白いんです。例えばフラノって毛羽があるじゃないですか。僕の大好きな打ち込みのしっかりしたミディアムグレイのフラノの中でも、着込んで毛羽が取れてきたフラノのほうが、自分にフィットしているっていうか、いいアジが出ていてもっと好きなんです。
菊池  10年くらい着込んでいくとそうなりますよね。
赤峰  そうなんです。そのくらい着込んでいくと、本当にいい感じになってきます。ただ、映画の中とかで、着ているのは新調したスーツなんだけれど、長年着込んでいるかのような雰囲気を出している俳優さんいるじゃないですか。ヴィンテージだろうが新調したものだろうが、見た人からはわからないっていうのが、僕の中での理想なんです。いかにもヴィンテージを着ているよ、新調したものを着ているよっていうのはちょっと嫌ですね。

■歳とともに削ぎ落としていけばいいだけのこと
菊池  自分の好きなスタイル、生地、色が1つ見つかれば、そこからスーツスタイルの奥行きが増していくと思うんです。自分が着ていた服はほとんど捨てていないので、さすがに20代の頃に着ていた服は着られないですけど、20年前、30年前の服だったら今でも着られます。好きなスタイルが変わっていないっていうのもあるかもしれません。その代わり春夏だろうが秋冬だろうが、傾向が似てしまうんです。
赤峰  私も同じです(笑)。今日着ているストライプも、夏用もあれば3シーズン着られるのもあるし、本当同じような柄が自然と揃っているんです。
菊池  ちょっと話は脱線してしまいますけど、服を着るときって、ほとんど上体や胸や肩のあたりで決まってしまうと思うんですよね。それをちゃんとするには肉体的な問題を気にしなければいけないと思うんです。自分たちが若い頃に一番気になったのは、素のカラダつきなんですよね。今の若い人たちって上手く服を着ていると思うんですけど、あまりそういうのを気にしていないと思うんです。どんな体型をしていてもいいと思うんですけど、洋服に着られるのではなく、着るほうにならなければいけないわけですから。そういう意識は、特にスーツの場合、強くもっていたほうがいいと思います。
赤峰  あと、スーツは肩が命っていうじゃないですか。上手に着る人は上着をしっかり肩に乗せているというか、安定感があるんですよね。下はヘラヘラしていてもいいんだけど、肩がしっかり収まっていることが大切なんです。
菊池  ショルダーラインっていう言葉があるくらいですからね。
赤峰  スーツを上手に着ている人ほど肩のラインがきれいに出ていますよね。上下同じでありさえすればスーツだと思って着ている人との差は、歴然としています。
菊池  それはいえるかもしれません。
赤峰  今まで着てきた20年前、30年前のスーツを、ふと思い出すことがあるんです。その中にはもちろん買って失敗したものもありましたけど、失敗の繰り返しの数ほど、そこから学んで上手く着こなしがでいるようになるものだと思うんです。安全や無難ばかりを求めてしまうと、着こなすっていう感覚が薄れてしまいますよね。
菊池  自分のスタイルを築きたいんだったら、やっぱり繰り返し着るしかないんじゃないでしょうか。自分の分身となるような洋服と、ずっと付き合っていくことが大切だと思います。
赤峰  80歳とか90歳で(注3)タイを凄くきれいに結んで、仕立てたスーツやジャケットを着ているお爺さんとかいるじゃないですか。もう「ごめんなさい」、「お見事」って感じですよね。
菊池  敵わないですよね。今になって、若い頃はなんでこんな格好をしていたんだろうって思うことがあるんですけど、とはいえそこから学ぶことも多々あったように思います。今の人たちは、世間的なことをあまりにも先に計算しすぎてしまっているんです。それだと、あまり面白くない。
赤峰  僕も今のスタイルに行き着いたのは50歳を過ぎてからですから。今思えば、50歳までは学習期でした。歳とともに削ぎ落としていけばいいわけですから。若い頃は突っ張っていろいろ着てみるのもいいのでは?




(注1) 「クラシコイタリアも終わってしまって」
クラシコイタリアがブームのときは、クラシコイタリアのみが正義みたいな風潮がありました。が、市場が成熟した現在は、もっと広い意味でクラシックなスーツが国に関係なく受け入れられるようになりました。スーツは次のステージへと突入したのです。

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(注2) 「より上質性の高いグレイとか上質性の高いネイビーとか」
左は1月号でご登場いただいたときの写真。赤峰さんはグレイのフランネル、タケ先生はネイビーのフランネルのスーツを着ています。ベーシックなものこそ、そこに求めるべきものはまず上質であるというのは、お二人の意見の一致するところです。

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(注3) 「タイを凄くきれいに結んで、仕立てたスーツやジャケットを着ているお爺さん」
タイドアップ姿がお洒落なお爺さんといえば、左の写真に写っているA.カラチェニのマリオ・カラチェニさんや、チェサレ・アットリーニさんが最初に思い浮かびます。お二人には、お洒落を超越した何かを感じずにはいられません。

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赤峰さん的スーツの着こなしテク [MEN'S EX 掲載記事]

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柄のピッチを合わせています

柄ものを合わせるときは、スーツのストライプ幅とタイの柄の幅を基本的に揃えているという赤峰さん。例えば、小紋タイの小紋の間隔は、スーツのストライプの幅に合わせます。

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ミディアムグレイの英国製フランネル

秋冬の赤峰さんといえば、ウエイトのある英国製グレイフランネルが大定番。中も写真のようなミディアムグレイにに白のチョークストライプが入ったタイプは大のお気に入り。

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ロングノーズの靴は合わせません

靴はクラシックタイプを好み、ロングノーズは好みません。パンツの丈、裾幅、折り返し幅も、すべて決めています。ちなみにスリッポンはジョン ロブの日本未展開モデル。

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菊池さん的スーツの着こなしテク [MEN'S EX 掲載記事]

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スーツにボウタイという洒落っ気

スーツにボウタイを合わせるあたりは、タケ先生ならではのこなしです。何を着ても、必ずどこかにヒネリが利いていて、毎回それがちゃんとタケ先生節になっているんです。

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スーツの縞色をさりげなく拾います

スーツのストライプに合わせて、シャツもうっすらパープルがかったものを合わせています。ラグジュアリーな生地のシャツは、パリで購入したダンヒルシャツバーのもの。

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コンビシューズが今の気分です

チャーチの白と黒のコンビ靴を合わせたかったそうですが、「見つからなくて」。というわけで、デュカルの靴を選択。靴のパンチングレザーにソックスの質感を合わせています。

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赤峰 幸生 (あかみね ゆきお)

● イタリア語で「出会い」の意のインコントロは、大手百貨店やセレクトショップ、海外テキスタイルメーカーなどの企業戦略やコンセプトワークのコンサルティングを行う。2007年秋冬からは『真のドレスを求めたい男たちへ』をテーマにした自作ブランド「Akamine Royal Line」の服作りを通じて質実のある真の男のダンディズムを追及。平行して、(財)ファッション人材育成機構設立メンバー、繊研新聞や朝日新聞などへの執筆活動も行う。国際的な感覚を持ちながら、日本のトラディショナルが分かるディレクター兼デザイナーとして世界を舞台に活躍。 Men’s Ex、OCEANSに連載。MONOCLE(www.monocle.com)、MONSIEUR(www.monsieur.fr)へも一部掲載中。

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朝日新聞連載「男の流儀」始まります

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