AKAMINE BLOG

メンズファッションディレクター 赤峰 幸生のBLOGです。

2015年08月27日(木)

着物と背広 [INCONTRO NEWS]

画像(320x239)・拡大画像(640x479)

8月22日、赤峰が都内で開かれた、「銀座もとじ」代表取締役泉二弘明(もとじ・こうめい)氏が主催する、出版記念パーティーにお招きいただきました。

今回、泉二氏が出版された『和服は最高の男磨き! 今日から始める男の着物』(PHP研究所 8月20日刊行)は、日本初の男の着物専門店「銀座もとじ 男のきもの」を手がけた泉二氏が、長年培った技術や知識の中から、着物の選び方や着方、手入れなど"着物を楽しむために知っておきたい情報"を網羅して、豊富なカラー写真とイラストで見やすく編集した指南書で、初心者の入門や中級者の復習におすすめの内容です。

画像(320x239)・拡大画像(640x479)
画像(320x241)・拡大画像(640x483)

パーティーの挨拶で登壇した泉二氏は、「男の着物専門店を立ち上げて13年、ようやく手ごたえが感じられるようになりました」と語りながらも、最初は苦労の連続で、まず「ウチのスタッフから反対された」そうです。

泉二氏は「世の企業にありがちなことで、社長は夢や理想を掲げるけれど、現場をあずかるスタッフは、どうしても保守的になるものです。ウチのスタッフも、それまで婦人の着物しか扱っていませんでしたから、突然、男の着物と言われて面食らったと思います」と開業当時を振り返ります。

その時の泉二氏の打開策は「ひたすら説得」だったそうです。「とにかく、時間をかけて男の着物の必要性をスタッフに説きました。その次は、仕立て師たちを説得しました。男の人は仕立てにこだわるから、背広のように仮縫いを導入する、と提案したら、これも猛反対でした。内心は、業界の常識は一般人の非常識、と思いながらも、気長に説得していきました。もちろん工賃は据え置きとは言いません。結果的に、日本の物作りが持つ細かい対応と品質の良さを生かす事ができました」と語り、最後は「本日はスタッフとともにたくさんのお客様をお迎えできたことを感謝しております」とまとめて会場をわかせました。

画像(320x239)・拡大画像(640x479)

泉二弘明氏(左)と談話する赤峰

パーティーの後、赤峰は「泉二氏からは、かつてスタッフの勉強会の講師を依頼された縁で、お招きいただいた。着物しか販売していないけれど、洋服の話も聞いてみよう、という熱心な探究心には驚かされる。着物の物作りには、オリンピックの日本の国技のように、絶対に死守する、という気迫が感じられる。洋服業界も頑張っているけれど、まだまだ厳しさが足りないと感じた。今回の本も、単なるノウハウ物をこえた、着物に対する情熱と愛情が感じられる」と語り、本の写真に見入っていました。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

Posted by インコントロ STAFF at 14時22分 Permalink  コメント ( 0 )

2015年07月24日(金)

The Sartorialistに赤峰が登場致しました [INCONTRO NEWS]

イタリア・フィレンツェで、旧知のファッションカメラマン、スコット・シューマン氏と会い、彼のブログThe Sartorialist用にフォート・シュートされました。
是非以下URLからご覧ください。赤峰は7月21日に登場しております。

http://www.thesartorialist.com/

Posted by インコントロ STAFF at 14時21分 Permalink  コメント ( 0 )

2015年07月17日(金)

「男のたしなみ講座」で講演 [INCONTRO NEWS]

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

夏らしい日ざしが照りつけ、蝉も鳴きはじめた7月12日、各界の有志を集めて開かれている勉強会「男のたしなみ講座」に赤峰が講師として招かれ、「映画にみる装いの潮流」をテーマに、紳士服の解説やコーディネートの実演をおこないました。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)
画像(320x239)・拡大画像(640x479)

講義のなかで赤峰は、日本人の洋装は「たかが100年くらいの歴史しかなく、まだまだ楷書ができていない」として、近代洋装の原点英国から基本を学ぶことを強調。映画の活用方法については「自分と雰囲気が似ている俳優をさがし、その人の着こなしを真似することが装い上手の早道」と語りながら、会場の方々と有意義な時間をすごさせていただきました。

画像(320x241)・拡大画像(640x483)
画像(320x239)・拡大画像(640x479)
画像(320x240)・拡大画像(640x480)

Posted by インコントロ STAFF at 15時49分 Permalink  コメント ( 0 )

2014年06月02日(月)

インコントロのHPがリニューアル致しました [INCONTRO NEWS]

日頃Akamine Blogをご訪問頂き誠に有難うございます。

インコントロのホームページが、リニューアルオープン致しました。

これまでと変わらず、今後ともご愛顧頂きますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。

インコントロ
スタッフ一同

Posted by インコントロ STAFF at 16時35分 Permalink  コメント ( 0 )

2014年05月26日(月)

Akamine Royal Lineお客様紹介 [INCONTRO NEWS]

風薫る五月、新緑をバックにポーズが決まっているのはAkamine Royal Lineのお客様でもあり、赤峰が月に2回「男の流儀」でお世話になっている朝日新聞社の中島記者です。

男の靴雑誌「ラスト」のissue 06で中島さまがAkamine Royal Lineのリネンジャケットでキリリと登場されています。(ジャケット生地はSpence Bryson社のもの)

画像(188x320)・拡大画像(376x640)

Posted by インコントロ STAFF at 15時19分 Permalink  コメント ( 0 )

過去の記事へ

ページのトップへ ページのトップへ

10

2015


        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31



赤峰 幸生 (あかみね ゆきお)

● イタリア語で「出会い」の意のインコントロは、大手百貨店やセレクトショップ、海外テキスタイルメーカーなどの企業戦略やコンセプトワークのコンサルティングを行う。2007年秋冬からは『真のドレスを求めたい男たちへ』をテーマにした自作ブランド「Akamine Royal Line」の服作りを通じて質実のある真の男のダンディズムを追及。平行して、(財)ファッション人材育成機構設立メンバー、繊研新聞や朝日新聞などへの執筆活動も行う。国際的な感覚を持ちながら、日本のトラディショナルが分かるディレクター兼デザイナーとして世界を舞台に活躍。 Men’s Ex、OCEANSに連載。MONOCLE(www.monocle.com)、MONSIEUR(www.monsieur.fr)へも一部掲載中。

PHOTO

朝日新聞be on Saturday "『赤峰幸生の男の流儀 『ポケットチーフの効用』 2013年3月2日(土)掲載"

朝日新聞be on Saturday "『赤峰幸生の男の流儀 『ポケットチーフの効用』 2013年3月2日(土)掲載"

イタリア映画祭2017のご案内

イタリア映画祭2017のご案内

OCEANS 8月号 連載#5

OCEANS 8月号 連載#5

検索


上記の検索結果のRSS情報です RSS1.0

カテゴリーリスト

最近の記事

最近のコメント

リンク集

RSS1.0

[Login]


powered by a-blog
Copyright (C) 2005 INCONTRO Co.,Ltd. All rights reserved.