AKAMINE BLOG

メンズファッションディレクター 赤峰 幸生のBLOGです。

2007年03月29日(木)

エスクァイア日本版「LAST(vol.9)」5月号臨時増刊(男の靴雑誌)“Akamine's choice” [LAST掲載記事]

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「LAST vol.8」に引き続き、vol.9にて、「達人たちが選ぶファブリックと靴」の中で、Akamine's choiceとして、ご紹介させていただきました。是非ご一読下さい。 
 
Fabric & Shoes
達人たちが選ぶ、ファブリックと靴。
 
[春夏編]
モヘア、シャンブレー、またはコットン、リネン。
色柄以上に、その素材感が重要な春夏のスーツファブリック。
達人たちが考える、爽快かつエレガントな
素材と靴のマリアージュ。

Akamine's choice 1
「ウィリアムハルステッドのウールモヘア、ピンヘッド風ブラウンシャンブレー」×「米国調のコードヴァン・オックスフォード」

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 ロンドンのサヴィルロウのテーラーが好んで使う3プライ、つまり三つ縒りで、英国生地ならではのハリ感に納得しています。10年以上前から、この生地のシングルブレスト3つ釦段返りとダブルブレストのスーツを愛用しています。海外出張の多い私にとっては、プリーツが取れにくく非常に重宝している素材です。またセミセレモニーやパーティなどにも対応する、格式のある生地でもあるといえます。
 今年の気分は、白のナローなシャツに黒無地のシルクタイ、そして靴は'60年代アメリカの代表モデルというべき、コードヴァンの質感が魅力的なフローシャイムのコブラヴァンプとのコーディネイトです。ただ現在はコードヴァンのヴァンプ自体が希少なので、コードヴァンならキャップトゥやプレーントゥなどもいいでしょう。パンツは5cm幅のダブル、裾幅は19.5〜20cmぐらいでシャープなイメージに。できれば針抜きの黒のシルクホーズと合わせて、ドレスイメージで装いたいものです(談)。

【BROOKS BROTHERS】
このブルックス ブラザーズネームのオールデン製コードヴァンシューズは、両社の長い信頼関係があってこそ販売されている傑作。デザインもラストもオリジナルで、他では手に入らない。¥89,250(ブルックス ブラザーズ/ブルックス ブラザーズ ジャパン tel.03-3403-4990)
 

Akamine's choice 2
「アルスターウィバース社のスペンスブライソン、リネン」×「コンビシューズ」

画像(180x179)・拡大画像(400x398)

 アイリッシュリネンの本家本元、北アイルランドのアルスターウィバース社の生地ブランドであるスペンスブライソンのリネンは、夏に不可欠の素材です。麻のカリッとした、密度の高い生地は見事の一言です。無論、スーツにするなら白蝶貝釦使用の6つ釦ダブルブレストです。
 合わせるのは革とキャンバスがコンビになったフルブローグタイプが今の気分です。ハリのある麻の味とキャンバスを合わせるのです。こんな夏のアイリッシュリネンのスーツにコンビシューズというのは、18世紀から継承して愛されている伊達男のスタイルです。イタリアの'60年代の映画監督であり、俳優としても名を馳せた、私の大好きなヴィットリオ・デ・シーカをイメージして着こなしたいですね。昔はコンビシューズの布部分に白墨を何度も塗り込んで、履き込んだヴィンテージ風の味を出したものです。映画「ベニスに死す」のボガードみたく、パナマ帽を被るのもいい。粋や洒落という言葉が似合う装いです(談)。


【BROOKS BROTHERS】
ベージュと茶のナチュラルなコンビネーションが、エレガントなリゾートスタイルを喚起させる。洗練感溢れる表情を持つ、ピール社コレクションの英国製フルブローグ。¥68,250(ブルックス ブラザーズ/ブルックス ブラザーズ ジャパン tel.03-3403-4990)

Posted by インコントロ STAFF at 00時00分   コメント ( 0 )

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2012 Fall & Winter Trunk Show

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MEN'S EX 2013年3月号 赤峰幸生の「服育のすゝめ」vol.3

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