AKAMINE BLOG

メンズファッションディレクター 赤峰 幸生のBLOGです。

2010年01月06日(水)

MEN'S EX 2月号 平成の寺子屋 赤峰幸生の上級ファッション塾 連載vol.14 [MEN'S EX 掲載記事]

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「ネイビーをお洒落に着こなしたいのですが・・・・」

真のクラシックを追求し、服のみならず、生き方そのものに自らのスタイルをもつ男、赤峰幸生。
氏が考える、男のお洒落を伝授する連載。第14回は、「ネイビー」。赤峰的ネイビーの使い方とは?



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■回答■
茶がかったネイビーブルーなど色みひとつで、洒落感がアップします。
リヴェラーノ&リヴェラーノのカシミアフランネルのスーツ、アカミネロイヤルラインのシャツ、エディ モネッティのタイ、シャルベのチーフ、ジョン ロブの靴という合わせ。ひと口にネイビーといっても、ベタなダークネイビーを合わせることは、まずありません。この日のスーツの色みはやや明るめのネイビー、それもブラウンがかったもの。そういった色のトーンで変化をつけるだけで、グッと上級者っぽい着こなしになります。

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好みはブルー×茶の組み合わせ
タイに同系のブルーを合わせるときは、ジャケットの色よりもトーンを明るくするのが、赤峰的絶対条件。「タイの柄の茶はスーツの茶がかった紺色を拾っています。ブルーと茶って、相性が最高によく、私が最も好んで使う組み合わせです」
 
 

■ちょっと明るめを選んで素材感にこだわることが大切
M.E.  赤峰先生がいわゆるベタなネイビーのスーツをきているのって、見たことがありません。でも、ちょっと明るいインクブルーになると、いろいろな素材のを好んで着てらっしゃいますよね?
赤峰  ダークネイビーとかチャコールグレイというのは、目立たない色としてサラリーマンが好んで着てきたわけですが、それは日本の企業がスーツを制服として位置づけてきた証拠です。私が提案したいのは、制服的な位置づけのものではなく、楽しめるネイビーなんです。
M.E.  と言いますと?
赤峰  あくまでベーシックな色なんですけど、ちゃんと存在感があって、言いかえればヒネリがある色です。さらに言いますと、スーツに限らずジャケットでもタイでもあまり濃色でないほうが、好みの基軸としてあります。実際、濃いネイビーよりもやや明るめのインクブルーのほうが、日本人の肌色にはよく合うんです。
M.E.  なるほど。
赤峰  特に春先から夏にかけて、太陽光を浴びたときに美しく見える色を着たいというのは、意識の中で強くありますね。明るめのブルーを夏場に着るときは、白の貝ボタンととても相性がいいので、そのへんも意識して合わせています。
M.E.  それと、素材感にもこだわってらっしゃいますよね?
赤峰  ベタな紺の無地よりかはメランジが入っているもののほうが表情があって、個人的には好きですね。例えば、ネイビー無地のスーツを買うにしても、凹凸感がある素材を選ぶと、それだけでもだいぶ違います。加えてちょっと明るめを選んだり、グレイがかっているものを選ぶだけで、雰囲気はだいぶ変わってきます。
M.E.  コーディネイトのポイントは?
赤峰  やや明るめのネイビースーツには、さらに明るいブルーのシャツやタイを合わせたトーン・オン・トーンが好きですね。もうひとつ、明るめのネイビーと茶の相性ってとてもいいんです。ダークネイビーには黒の靴を合わせる人が多いですけど、フォーマルではありでも個人的には相性の悪い色だと思っています。その点、茶の場合、さまざまなトーンがありますので、ブルーのトーンと合わせて遊ぶと面白いのでは?
M.E.  そう考えると、ネイビーのスーツ選びも楽しくなってきますね!
 

赤峰さんのワードローブにはブルーのトーン違いがこんなに!

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ネイビー無地といってもトーンはいろいろ。インクブルーや、ネイビーであってもグレイがかったものや黄味がかったものを選ぶだけで、印象はだいぶ変わります。また、平面的な素材感のものではなく凹凸感のあるものを選ぶのがポイント。

Posted by インコントロ STAFF at 00時00分   コメント ( 0 )

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朝日新聞土曜版be 赤峰幸生の男の流儀  『接客の神髄とは』 2014年8月2日(土)掲載

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